ユーロドル続落、持ち合い下放れ年初来安値1.0350を覗う動きに (6/13夕)

13日の東京市場でユーロドルは続落。

ユーロドル続落、持ち合い下放れ年初来安値1.0350を覗う動きに (6/13夕)

ユーロドル続落、持ち合い下放れ年初来安値1.0350を覗う動きに

13日の東京市場でユーロドルは続落。朝方1.0516レベルで取引が始まったユーロドルは、日中米株先物が軟調推移するにつれ1.0475レベルまでじりじりと下値を拡大しました。さらに夕刻欧州勢参入後は米10年物国債利回りが一時2018年のピーク3.23%を上回る3.24%台に約11年ぶりに達したことから、ユーロドルも一時1.0456まで下げ幅を広げ、東京時間19:30現在はやや戻したものの引き続き安値圏の1.0466レベルで取引されています。

先週末発表された米5月CPIが前月を上回る前年比8.6%となったことが、米国のインフレがピークアウトしたのではないかと楽観していた株式を中心とする金融市場に冷や水を浴びせ、世界的にリスク選好が大きく後退しています。一旦はロックダウン解除の方向に向かった中国で、再びコロナが感染拡大して、経済活動の制限を再開したことも追い打ちをかけ、これらを背景とした株安と米長期金利の上昇が、ユーロの大きな重しとなっており、現状は下値目途が見通せない状況です。

テクニカルにはユーロドルは2月からの下降チャネルの上限付近から反落。わずか3営業日でチャネル中央付近まで急落しています。短期的には5/13安値1.0350からの上昇の半値戻し、61.8%戻しを突破。本日ここまでの安値の1.0456は76.4%戻し1.0453に近く、この水準を割れると年初来安値の1.0350そのものや、2017年1月安値1.0341等を覗う動きとなります。

序盤の欧州主要株価指数は市場のリスク選好後退の動きを受けてほぼ全面安。今晩この後重要な経済指標の発表等は予定されていません。

ユーロドル続落、持ち合い下放れ年初来安値1.0350を覗う動きに

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