NZの2021年第4・四半期消費者物価指数の予想
明朝NZの第4四半期消費者物価指数が発表されます。市場の予想は以下となっています。
(今回発表予想)
1月26日10時現在
(1) 消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均
(黒い線の右側は今回、赤は0%)
(2) 年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)
(黒い線より右が今回予想値、赤い両線は中銀インフレ目標値レンジ)
今回発表の2021年4Q・CPIは前期比+1.3%、前年比+5.7%とインフレが一段と高まる予想になっています。下表は昨年11月のNZ中銀のGDPとCPIの予想ですが、CPIは中銀予想と一致しています。予想レンジでは6.2%までありますが、もしこれを越える数値になるとサプライズになりそうです。
そのインフレですが、中銀見通しでは、2022年の第1四半期も同じ伸びになっています。その後はインフレ鎮静化方向の予想になっていますが、2022年中は中銀目標の3%を超え続けることになります。
中銀のGDPとCPI見通し
NZドル米ドルの相場は、シカゴポジション318内で記した「…日足ベースで昨年12月下旬底値からの0.6750〜0.6900のNZドル高トレンドラインをブレークし、丁度昨年12月底値の0.6700〜10で止まっています。NZドル安リスクが高くなっています。昨年3月底値起点に次の底値を結んだサポートラインが0.6650〜60にあり、0.67切れ後にトライすると思われます。」としましたが、丁度24日、25日に底値0.6660で止まり小休止しています。上値は0.6710以上で終わらない限りはまだNZドル安方向です。もし0.6650を切れば、次は0.6600〜10、0.6570〜80がサポートになります。
今日のFOMCと明日のNZのCPIで少し長めの流れが出てくると思います。
(1月26日12時30分、1NZドル=0.6681米ドル)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
東京市場のドルは151円台でのこう着、今晩のPCEデフレータで動く可能性も(24/3/29)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、グッドフライデーの祝日で、多くの海外市場が休場となっていることから方向感の乏しい地合いとなった。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
NZドルWeekly 調整局面は継続、90円割れの攻防を迎える(24/3/29)
NZドルは、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まるなか、目先のサポートラインだった100日移動平均線や、一目均衡表の雲をそれぞれ下回る弱い地合いとなった。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
豪ドルWeekly 日本当局の介入警戒が重しとなり98円台でのもみ合いか(24/3/29)
今週の豪ドルは、オーストラリア経済指標がまちまちだったことから、98円台でのもみ合いとなった。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2022.01.25
2022年のNZドル対米ドルの見通し(2022/1/25)
相場がNZの変化率を取るか、それとも米国の絶え間ない成長を取るかで変わります。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。