ユーロドル1.13台後半、モデルナCEOのネガティブコメントで再びドル売り優勢に (11/30夕)

30日の東京市場でユーロドルは上昇再開。

ユーロドル1.13台後半、モデルナCEOのネガティブコメントで再びドル売り優勢に (11/30夕)

ユーロドル1.13台後半、モデルナCEOのネガティブコメントで再びドル売り優勢に

30日の東京市場でユーロドルは上昇再開。朝方1.1282レベルで取引が始まったユーロドルは午前中早めの時間には日経平均が上昇するなど、リスク選好が回復したかに思われ、1.13台の手前でもみ合いました。しかし、英FT誌がモデルナCEOの「既存のワクチンはこれまでのコロナウイルスに比べオミクロン株に対してはかなり効果が薄いだろう」「製薬会社が新しい変異株に対する予防接種を大規模に製造するには数か月を要するだろう」とのコメントを掲載したことで日経平均、米株先物、米長期金利が急落ユーロドルも1.13を超えて上昇しました。
夕刻欧州勢参入後もドル売りは止まず、東京時間19:00現在は本日最高値圏の1.1362レベルで取引されています。

昨晩海外市場では米指標の好調や、バイデン米大統領の「オミクロン株は懸念すべきものではあるが、パニックを起こすべきものではない」との発言や、10月米住宅販売保留件数の予想外の強い結果にリスク選好が回復。先週末のパニック的なドル売りで1.1331まで上昇したユーロドルも一旦は1.12台半ばまで下落して、東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは本日の上昇で、1.1280レベルの転換線を上抜けて、本日1.1400近辺の21日移動平均線を覗う動きです。
再びリスク回避の動きを強めている金融市場ですが、きっかけとなったモデルナCEOの発言内容はそれほど意外感のある内容も思えず、今後明らかになると思われるオミクロン株の感染力や、重症化等より重要なファクターや、適合するワクチンの開発目途などの内容次第でまだまだ市場は上下動しそうです。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安。今晩この後は23:45に米11月シカゴ購買部協会景況指数、24:00にはパウエルFRB議長、イエレン財務長官上院議会証言および米11月消費者信頼感指数の発表が予定されています。

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