オーストラリア 10月小売売上高の予想(21/11/25)

明朝(26日)、豪州の10月小売売上高が発表されます。

オーストラリア 10月小売売上高の予想(21/11/25)

オーストラリア 10月小売売上高の予想

(発表11月26日、日本時間9時30分予定)

明朝(26日)、豪州の10月小売売上高が発表されます。前回9月は予想を上回りましたが、下図を見ると、まだコロナ前の高値(赤い線)を下回っていました。今回予想通りになれば、コロナ前を上回ることになります。今回の数値は10月中旬に解除されたロックダウンから消費が堅調に推移したのかを測る試金石になります。
予想レンジを見ると、マイナスはありませんが、上下に大きく開いており、上下限に近づく数値になると、豪ドル対米ドルの相場に影響がでてきそうです。
尚、9月の内訳は衣料関連が+5.9%、外食+5.0%、家庭用品+4.3%、その他小売が+2.1%に対し、食料品が▼1.4%、百貨店▼0.3%になりました。

オーストラリア 10月小売売上高の予想

(11月25日8時30分現在)

小売売上高

小売売上高

2018年12月を100にしたもの(コロナ前の2020年3月高値を上限にして赤い線を記載しています。今回予想は青矢印)

下図は豪ドル対米ドルの日足チャートです。今年8月中旬の底値F(=0.7106)を起点としたサポートA(=0.7270)とそこから平行に上げたB(=0.7620)の短期豪ドル高トレンドは既に下抜けています。シカゴポジション309内で書いた下降ウェッジは現在C(=0.7295)とD(=0.7190)で形成され、今のスポットはその下限Dに近いところにいます。そして9月末底値E(=0.7170)とFが当面の下値目途になっています。
このまま下降ウェッジに沿ってEとFに近づくのか、先にDを割って狙うのかが今週のポイントになりそうです。NY市場は休場ですので、前者のゆっくりとした豪ドル売りが予想されます。
一方、上値はまずAを越えることが必要で、その後はCと直近高値からの抵抗線G(=0.7365)が目途になります。豪ドルが弱い中で、レンジ上限に近い数値になった場合でも、もし豪ドル売りになるとかなり先行きの下値リスクが高くなりそうです。

オーストラリア 10月小売売上高の予想 2枚目の画像

(2021年11月25日10:00、1豪ドル=0.7207米ドル) 

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