オーストラリア 9月失業率の予想(21/10/13)

日本時間10月14日9時30分に発表予定です。

オーストラリア 9月失業率の予想(21/10/13)

オーストラリア 9月失業率の予想

明朝9時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。

オーストラリア 9月失業率の予想

(10月13日12時現在)

(1) 就業者数

前回8月数値はマイナス予想を更に大きく下回りました。今回9月も▼11万人予想で、レンジ下限は▼22.5万人まであります。下図を見ると、8月はコロナ前の2020年2月高値(赤い線12,985千人)よりも下回る12,912千人でした。その差が73千人ですので、今回予想レンジ上限の50千人が出てもコロナ前を回復することはできません。デルタ株感染拡大に伴うシドニーのロックダウンの影響が出ています。豪州は9月末に「10月12日から12月1日にかけてロックダウンの段階的解除」を発表しているので、雇用に反映されるのは早くて10月、本格的には11月になりそうです。

就業者数推移

就業者数推移

(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は9月予想)

(2) 失業率

8月の結果は4.5%と、予想よりも大きく改善しました。雇用状況が悪いので求職者が減ったことになります。今回9月はやや悪化する4.8%ですが、本来なら(1)就業者数が右肩上がりになり、(2)失業率は低下する姿が望ましいと思いますが、これもロックダウン解除後の動向を見るまでは不透明となりそうです。但し、下図を見ても、2018年末〜2019年初当時の最低水準(5%)よりも大きく改善しているので、決して悪い数値ではないと思います。従いまして、明日の数値はこの5%が目安になりそうです。予想レンジ上限は5.4%までありますので、上限辺りの数値になるとサプライズになりそうです。

オーストラリア 9月失業率の予想 2枚目の画像

下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。ラインA(0.7425)とそこから平行に下したB(=0.7125)で豪ドル安トレンドを形成しています。ここ最近は上値がD(=0.7320)で止められていましたが、今週初に上抜けています。昨日は0.7385までの高値を見ており、ラインA目前まできました。もう少し豪ドル安下で戻り高を狙える位置にいます。下値はD、次いでE(=0.7290)、更にC(=0.7190)にあります。そしてCを切れると、豪ドル安トレンド下限のB狙いに入れます。逆にAを越えると0.7480、0.7510に抵抗線がありますが、トレンド上抜けになりますので、豪ドルショートが大きいシカゴポジションが気に掛かります。

オーストラリア 9月失業率の予想 3枚目の画像

(1豪ドル=0.7340米ドル、10月13日14時00分現在)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る