アメリカ8月貿易収支予想(21/10/5)

本日21時半に米国8月貿易収支が発表されます。

アメリカ8月貿易収支予想(21/10/5)

アメリカ8月貿易収支予想

本日21時半に米国8月貿易収支が発表されます。昨年4月以降の米国貿易収支は赤字拡大傾向(下図@の黄色矢印2つ)が続き、6月が赤字幅最大となりました。今回予想通りならここ2ヶ月は横這いとなっています。特に灰色(モノの収支)の矢印は3月と6月に最大となっており、時期的にはほぼ税金還付と3回目のコロナ対策給付金に当たりそうです。一時的な所得増が無くなってきた現在、今後の赤字額がどの様に推移するのか注目されます。また、青の棒グラフは対中赤字額ですが、やはり3月ピークに減少してきています。一部では米国の対中関税賦課軽減との報道もありますので、その際に赤字額が増えるかも見たいと思います。

アメリカ8月貿易収支予想

(今回予想:2021年10月5日12:00現在)

@	7月までの推移と今回予想値

@ 7月までの推移と今回予想値

(発表値は黄色の折れ線で、今回分は青の矢印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日


下図Aの月別の輸出入額推移を見ると、輸入(オレンジ)は今年3月からコロナ前の水準を越え、最近はやや頭打ちです。一方の輸出(青)は緩やかな増加基調を継続しているものの、2019年5月高値を越える数値までは達していません。まだ世界的にコロナの影響が残っている様です。

A	月別輸出入額(2021年7月迄)

A 月別輸出入額(2021年7月迄)

以下は今日発表予定の米国経済指標の予想です。

アメリカ8月貿易収支予想 2枚目の画像

(2021年10月5日12時現在の予想数値)

下図はドル円の日足チャートです。5月7日底値からのサポートA(=109円05銭)とそこから平行線に上げたB(=112円15銭)で緩やかなドル高トレンドラインを形成しています。ラインCは9月22日底値109円12銭から急激なドル上げになり、先週木曜日に切り返されてサポートを切っています。ラインDは110円70銭にあり、値幅Cのほぼ半値(半値は110円60銭)付近にあります。もしここを割れば次は61.8%の戻しであるE(=110円25銭)がポイントになります。
一方で、上値抵抗線は111円50銭〜60銭、111円90銭、そして112円15銭になります。
今日の貿易収支とISM非製造業景況指数で動くのか、あるいは指標による金利への影響、更に最近不安定なNY株価で動くのか注目されます。

アメリカ8月貿易収支予想 3枚目の画像

(10月5日14:45、1ドル=111円20銭) 

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