オーストラリアの7月貿易収支の予想

明日(木曜日)の早朝、豪州の7月貿易収支が発表されます。

オーストラリアの7月貿易収支の予想

オーストラリアの7月貿易収支の予想

(日本時間2021年9月2日朝10時30分発表予定)
明日(木曜日)の早朝、豪州の7月貿易収支が発表されます。
前回6月はほぼ予想通りとなる+104億豪ドルで、100億豪ドル越える黒字となりました。今回7月も丁度+100億豪ドルの黒字予想になっています。
下図を見ると、黒字拡大基調(オレンジ色の矢印トレンドライン)が継続しており、3ヶ月移動平均線も+99億豪ドルですので、貿易は好調さを維持しています。しかも前月比ベースで、輸出入共に拡大しています。世界経済回復基調の中で、資源高と豪ドル安の恩恵を受けています。
但し、ここ2〜3年の豪州貿易収支のトレンドを見ると秋口にはやや黒字幅が縮小してくるので、そのパターンとなるかは8月以降に持ち越しになります。
尚、今回は第3四半期最初の数値ですので、前月の第2四半期まで見ると、貿易収支が2Q・GDPに与えた影響は、前期比+15.5%、前年比+32.0%となっています。第2四半期の月平均は+93.81億豪ドルとなっています。

オーストラリアの7月貿易収支の予想

(今回発表予想9月1日9時現在)

過去の推移と3ヶ月移動平均

過去の推移と3ヶ月移動平均

(2021年6月現在:黒線矢印は今回7月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)
輸出入の項目別では、輸出は7月が前月比+3.0%(レンジ+1〜+6%:6月は+4.0%)、輸入は7月が同2.0%(レンジ▼1〜+3%:6月は+1.0%)です。7月も前月比同様に輸出入共増加の予想になっています。

下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。流れは豪ドル安トレンドになっています。
シカゴポジション297内で記したA(=0.7280)とそこから下したB(=0.7060)で豪ドル安トレンドラインを形成していますが、今週初から上抜け始めています。但し、豪ドル急落時の横サポートであったC(=0.7315〜20)が現在の横抵抗線として効いているので、ここを完全に抜けてからの上値トライとしましたが、まだ終値では上抜きの確認が出来ていません。ここを抜いてくれれば、5月10日高値0.7891からの抵抗線D(=0.7500)方向へのトライに繋げられます。A抜きが強いのか、C維持が強いのかを見ている段階です。
昨日の米国の経済指標は弱く、午前中の豪州2Q・GDPは予想を越える内容でしたが、結局動けていません。引き続き、今日の米国ADP社民間雇用者数・ISM製造業景況指数でどうなるか。そして明日の豪州貿易収支の結果次第でAとCのどちらになるかを見たいと思います。

オーストラリアの7月貿易収支の予想 2枚目の画像

(9月1日13:00、1豪ドル=0.7315米ドル) 

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る