オーストラリア 7月小売売上高の予想
明朝(27日)、豪州の7月小売売上高が発表されます。前回6月は予想を大幅に下回る▼1.8%となりました。更に今回7月は▼2.1%の大幅かつ連続のマイナス予想となっています。下図を見ると、昨年3月コロナ危機時の高値をベースにして赤いラインを引いていますが、今回予想通りになると、それをやや下回ることになります。エコノミストはコロナウィルスの感染再拡大の影響と見ています。予想レンジを見ると下限は▼8.0%まであるので、流石にここまで落ち込むと弱い流れの豪ドルにも影響を与えそうです。
尚、6月内訳は食料品が+1.5%以外は全てマイナスとなり、衣料関連が▼9.5%、百貨店▼7.0%、外食▼6.0%、家庭用品▼1.3%の順になっています。
(8月26日9時現在)
小売売上高
2018年12月を100にしたもの
(2020年3月高値を上限にして赤い線を記載しています。今回予想は青矢印)
下図は豪ドル対米ドルの日足チャートです。今年2月25日高値0.8007を起点とした豪ドル安トレンドラインA(=0.7730)と次の5月10日高値0.7891を起点としたラインB(=0.7530)により豪ドル安を継続しています。8営業日前から豪ドルは一段安となり、ここ数日戻しています。
6月中旬以降は、急激に下落したサポートラインC(=0.7090)から平行に上げたD(=0.7320)で短期的な豪ドル安トレンドを形成しています。明日の数値で再度反落するか、それともDを越えて、BあるいはAまでの戻り高をトライ出来るかとなります。その後は米国でジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演も控えているので、米10年債金利を睨みながらの展開となりそうです。
尚、CとD間のサポートラインは0.7230、0.7200〜10、0.7150、0.7110、そしてCの順にあります。
(2021年8月26日10:00、1豪ドル=0.7271米ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
東京市場のドルは151円台でのこう着、今晩のPCEデフレータで動く可能性も(24/3/29)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、グッドフライデーの祝日で、多くの海外市場が休場となっていることから方向感の乏しい地合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.03.29
ドル円 週間通して1円未満の変動、今年最小更新となるか(3/29夕)
東京市場は151円全台前半での揉み合い。本邦当局者からの円安けん制発言など、材料は決して少なくなかったが市場動意は限られた。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
NZドルWeekly 調整局面は継続、90円割れの攻防を迎える(24/3/29)
NZドルは、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まるなか、目先のサポートラインだった100日移動平均線や、一目均衡表の雲をそれぞれ下回る弱い地合いとなった。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:川合 美智子
2021.08.27
オーストラリアドル週報(2021年8月第4週)
豪ドルは対ドルでは上値を抑えられる展開に、対円では円売りの動きが強まり、一時80円台を回復しましたが、小反落に転じています。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2021.08.23
A$シカゴポジション(2021年8月17日現在)
シカゴはロング6,800枚増、ショート7,900枚増で差し引き1,100枚の豪ドルショート増となり、ネットショートで5万枚を越えてきました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。