ランド円ショートコメント(21/8/23)

ズマ前大統領の収監以降ランドにとっての好材料がほとんど見当たらない状況となってしまっています。

ランド円ショートコメント(21/8/23)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「7月安値7.32レベルを下抜けると下げが加速しやすいことから、7.20レベルをサポートに7.52レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が7.10レベル、高値が7.43レベルと、7月安値を抜けてからの下げが思った以上に加速した一週間となりました。

先週のランドは、トルコリラを除いた他の新興国通貨同様に米国の早期テーパリング思惑が売り材料とされ、株安の動きによるリスクオフの円買いも素直にランド円の売り材料となりました。また週後半こそ持ち直したものの7月以降のプラチナ安の動きもランドにとっては悪材料となり、ズマ前大統領の収監以降ランドにとっての好材料がほとんど見当たらない状況となってしまっています。

今週は金曜NY時間ではあるものの、パウエルFRB議長の講演がジャクソンホールで行われますので、全ての金融市場参加者が注目するのは当然ですが、新興国通貨にとっては早期テーパリングを示唆する発言が出ると悪材料としてダメ押しになる可能性があります。個人的には他の週報等で書いているようにパウエル議長はそこまでスタンスを変えないとは思うのですが、こればかりは蓋を開けて見るまではわかりません。来週以降の材料となりそうですが、注意が必要です。

テクニカルには、いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

ピンクの下降チャンネルは先週日足チャートで示した6月高値からの下降チャンネルですが、かなり下限に近付いてきたことで、いつチャンネルの下抜けが起きてもおかしくない状況です。そこで、短期的にやや下降ペースが上がっていることを考えて青のラインで短期下降チャンネルも引いてみました。

現状はこの短期チャンネルの方が妥当に思えますので、今週は大台7.00レベルをサポートに7.30レベルをレジスタンスとする流れを見ておくこととします。

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