7月NY連銀製造業景況指数の予想
(日本時間2021年7月15日21時30分発表)
本日、7月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。前回6月は予想を下回る17.4(予想19.5)でした。下図@のオレンジ色の移動平均線を見ると、過去の高値が22.60付近(緑の横線)にあり、今年の5月・6月がその辺りまで上昇し、7月にやや下落予想になっています。
下図AのISM製造業との比較でもやや緩んできており、しかもNY>ISMになり始めているので、傾向としては過去の〇印の様な横這いとなる可能性を示唆しています。仮にその傾向を踏襲しても決して悪い数値ではないですが、頭打ちになっているので、期待感の強かった景気回復からは、かなり落ち着いてくると思われます。
(今回発表予想)2021年7月15日10時00分現在予想
@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)
青の矢印は今回予想、赤はゼロ
緑は過去の移動平均線高値で22.60付近
AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
NY連銀製造業景況指数は7月予想値を加味した移動平均線
下図はユーロドルの日足チャートです。ラインA(=1.2250)のサポートを切ってから、ユーロは急落しています。6月中旬からはラインB(=1.1920)とそこから平行に下したC(=1.1755)で短期のユーロ安トレンドを形成しています。このBとCの間には1.1840と1.1890に軽い抵抗線があります。このままトレンドに沿ってユーロ安となれば、時間経過で当面Aの起点1.1700まで行くことが予想されます。上値はBを越えれば、まずD(=1.1995)、E(=1.2060)、F(=1.2160)の順に抵抗線が控えています。今日・明日の米経済指標で短期のユーロ安に変化あるかを見たいと思います。
(2021年7月15日11:00、1ユーロ=1.1826ドルA)
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