ユーロドルじり安後、欧州時間に反発 (7/9夕)

9日の東京市場でユーロドルはじり安推移。

ユーロドルじり安後、欧州時間に反発 (7/9夕)

ユーロドルじり安後、欧州時間に反発

9日の東京市場でユーロドルはじり安推移。朝方1.1845レベルで取引が始まったユーロドルは手掛かり難の中、米長期金利の上昇に徐々に値を崩す動きとなり、夕刻にかけ1.1825まで下落しました。しかし、夕刻欧州勢参入後はユーロ買いが強まり、東京時間20:00現在1.1860付近に反発しています。昨日政策目標の変更を明らかにしたECBのラガルド総裁の発言や、この後発表される6月のECB理事会の議事要旨の内容を警戒しての動きとみられます。

昨晩海外市場ではECBの金融政策戦略見直しの結果公表に注目があつまりましたが、従来の「2%弱」としてきたインフレ目標を「シンメトリックな2%」を目標とすると変更し、一時的な2%超えを容認する方針を示しました。ユーロドルはECBが金融緩和策を強化することを見越して、事前に1.18割れの水準に下落していましたが、発表後は材料出尽くしで買い戻される動きとなったこと、米株先物が急落したことでリスク回避のドル買いが強まったことで夜半にかけて1.1868まで急反発。その後はややだれて、1.1840レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは昨日からの反発で、1.1782を底に下落基調からやや持ち直していますが、引き続き本日1.1863レベルの転換線に頭を抑えられており、今のところユーロドルの下落基調に変化はありません。ただ、ドル円ではドル売りが強まったことによる下落で上昇トレンドから外れる変化が出ていますので、ユーロドルにおける下落基調についても今後上昇に転じる可能性は頭に置いておく必要がありそうです。

序盤の欧州主要株価指数は昨晩下落の反動からほぼ全面高。今晩この後23:00に米5月卸売在庫の発表があります。

ユーロドルじり安後、欧州時間に反発

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