オーストラリア 5月小売売上高の予想
来週月曜日(21日)の午前に、豪州の5月小売売上高が発表されます。前回4月(下表)は予想を上回りました。下図を見ると、昨年11月に大きく回復し、その後の数ヶ月は横這い傾向でしたが、今年3月以降は順調にきています。まだ11月の高値を越えていませんが、雇用は回復しているので、月で凸凹あっても、トレンドとしては右肩上がりが期待できそうです。
今回の数値が予想通りなら悪くはないと言えそうですが、万一、予想レンジ下限を下回るマイナスとなった場合には現在の豪ドルが弱いだけに相場に影響が出るかもしれません。
尚、4月内訳は百貨店が▼6.7%(3月+8.5%の反動と思われます)となった以外は、全て前月比プラスになっています。食料品が前月比+1.4%、外食+2.3%、家庭用品+1.5%などになっています。
(6月18日12時現在)
注:予想数値は発表当日に再確認をお願いします。
小売売上高
2018年12月を100にしたもの
(2020年3月高値を上限にして赤い線を記載しています。今回予想は青矢印)
下図は豪ドル対米ドルの週足チャートです。日足チャートではサポート抜けで豪ドル安の流れになっています。
昨年3月末を起点にした豪ドル高サポートAは既に下抜いています。ラインB(=0.7835)を抵抗線にして下がってきており、2月底値と4月底値のC(=0.7530〜50)で、今回は3回目のトライになっています。トリプルボトムを割ると一段と下がる可能性があります。逆に耐えれば戻りが期待できる形です。抜けた場合はまずD(=0.7410)とBから平行線に下したE(=0.7360)が次の目安になりそうです。
今日週足ができるので、確認の意味でも0.75未満の終値になるかに注目します。尚、シカゴポジションは豪ドルショートにし始めているので、そのまま枚数を増やしてくると暫く豪ドル安のトレンドになりそうです。
(2021年6月18日12:40、1豪ドル=0.7554米ドル)
オーダー/ポジション状況
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