ユーロドル FOMC待ちでもみ合い
16日の東京市場でユーロドルは横ばい推移。朝方1.2126レベルで取引が始まったユーロドルは、イベント前でもみ合いに終始。ここまでの取引レンジは1.2117-35と限られ、東京時間18:30現在は1.2123レベルで取引されています。
昨晩海外市場では欧州序盤に流れた米国とEUがボーイングとエアバスに対する補助金をめぐる広範囲な貿易紛争の解決で合意したとの報道でユーロドルは一時1.1247まで上昇しました。しかし、米長期金利上昇によるドル買いに圧され短時間で1.2101に反落。その後は様子見ムードが強まる中で1.21台前半のもみあいに終始し、1.2125レベルで東京時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは引き続き本日1.2179レベルの21日移動平均線と1.2039の90日線の間での推移。先週金曜の急落から下値を徐々に切り上げて、ユーロ安地合いは後退しています。
市場は明日未明のFOMCの声明文と経済見通し、その後のパウエル議長の会見待ち。
詳細なポイントは本日の橋本光正さんの記事「米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利について」をご参照いただければと思いますが、現状はややFRBがテーパリングに向けて前進することを市場が織り込んだ状態で結果発表を迎えつつあるため、声明文や会見が先日のECB理事会のように完全な肩透かしとなった場合のドル売りリスクのほうが高そうです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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