ユーロドル1.21台へ反落
3日の東京市場でユーロドルは軟調推移。朝方1.2211レベルで取引が始まったユーロドルは米株先物が日中軟調に推移したのにつれ、ほぼ一方向で値を下げ、夕刻1.2179の安値をつけました。欧州時間に入って米株先物が下げ止まったことから、ユーロドルも小康状態となり、東京時間18:30現在は1.2189レベルで取引されています。
昨晩海外市場では15:00に発表されたドイツの小売売上高の不冴えが尾を引き、ユーロドルはNY序盤にかけて一時1.2164まで下落。しかしほぼ同水準の21日線に跳ね返される形で反発、米長期金利が低下傾向となったこともあり、その後は下げ分をほぼ全戻しする「いってこい」の相場となり、1.2211で東京市場につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは昨日再び21日線を試す動きとなりましたが、終値ベースでは4月からの上昇チャンネルに復帰。ただ、本日は完全にチャネルの下に出ましたので5月上旬からのより緩やかな上昇チャンネルに引き直してみました。下限のトレンドラインが、21日線とほぼ平行に走る形になっており、こちらの方が現状ではおさまりが良さそうです。本日21日線は1.2174レベル、この下に位置する新しいトレンド下限は本日1.2158。両者の形成するサポートレンジはそれなりに堅いものと思われますが、もし、これらを割り込んでくるようであれば、上昇トレンドそのものを見直す必要が出てきます。
序盤の欧州主要株価指数は小幅ながらほぼ全面安の様相。 今晩この後は21:15に米5月ADP全国雇用者数、21:30に米新規失業保険申請件数、および米1〜3月期非農業部門労働生産性、
22:45には米5月サービス業PMI、23:00には米5月ISM非製造業景況指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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