オーストラリアの4月貿易収支(21/6/21)

日本時間2021年6月3日朝10時30分に発表予定です。

オーストラリアの4月貿易収支(21/6/21)

オーストラリアの4月貿易収支

明日(木曜日)の朝、豪州の4月貿易収支が発表されます。
前回3月は予想を大きく下回る+55.74億豪ドルの黒字に留まりました。4月は前月を上回る+82.5億豪ドルの黒字予想です。下図を見ると2019年以降は35〜95億豪ドルの黒字レンジ内で推移しています。オレンジ色の移動平均線もこのレンジ内側で推移しています。仮に結果が予想よりも上下に振れても翌月には戻る感じになりそうです。
また、GDPベースでは第1四半期が月平均+75.63億豪ドルでしたので、予想通りなら第2四半期最初の数値としてはまずまずと言えそうです。

オーストラリアの4月貿易収支

(今回発表予想6月2日10時現在)

過去の推移と3ヶ月移動平均

過去の推移と3ヶ月移動平均

(2021年3月現在:○印は各年4月、黒線矢印は今回4月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)

輸出入の項目別では、輸出は4月が前月比+7.0%(レンジ+0〜+9%:3月は▼2.0%)、輸入は4月が同▼3.0%(レンジ▼2〜▼7%:3月は+4.0%)です。3月は予想外に輸出が伸び悩んだ結果、黒字額が減りましたが、4月は輸入のマイナスにより黒字が増える見込みですので、このままであれば内容的にはあまり芳しいものでありません。
今日は豪州の第1四半期GDPが発表され予想を上回る結果となりましたが、発表前と比べて15ピップス程度の買いしかでませんでした。高値は0.7773迄です。

下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。12月中旬の底値を起点にしたA(=0.7580)〜B(=0.7910)間で豪ドル高トレンドを形成しています。このトレンド内の2月高値と5月高値を結んだC(=0.7860)が抵抗線として強くなっています。現在は更に収斂を続け、D(=0.7670)の横サポートとE(=0.7790)で揉み合いとなっています。もしDを切った場合はトレンドライン下限のA、Eを越えた場合はC、次いでBの順に抵抗線が控えています。GDPが良かったにも関わらず、上値は重いので、明日の数値が悪い場合は相場に影響が出るかもしれません。

過去の推移と3ヶ月移動平均 2枚目の画像

(6月2日12:30、1豪ドル=0.7760米ドル)  

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