豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
明日6月1日火曜日、豪州の政策金利が発表されます。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(5月31日13時00分現在)
現行の0.10%を据え置き(エコノミストは全員据え置き予想でレンジなし)
3年債利回りの目標上限を0.10の据え置き(全員据え置き予想)
前回5月4日の会合では全て据え置きとなり、今回も同様に据え置き予想です。前回の記者発表の要旨では、7月6日に予定されている会合で「3年債利回りの目標上限0.10%の期限を延長するか、また、債券購入完了後の将来の購入に関する議論を行う」としており、今回の会合では無風予想となっています。
また、将来の政策金利に関してはエコノミスト全員が2022年2Qまで現行のキャッシュレート0.10%をそのまま据え置きすると予想しています。
今回の注目点は
@ 前回の会合で豪州経済は予想よりも強くなっていると要旨(下記)に記載されているが、5月20日公表の4月新規雇用者数が予想+1.50万人に対して▼3.06万人となり、この結果が一時的であったのか、あるいは下方リスクについての議論が出るのか。
A ビクトリア州でのロックダウンの影響に対するコメントはあるのか。
B 7月議論予定の3年債利回りの目標期限や債券購入に関する事前の議論が記載されるのか。
などに留まりそうです
以下は前回要旨の一部抜粋です。
.
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。
尚、豪ドル対米ドルの為替に関しましては、シカゴポジション284を御参照願います。但し、今回の中銀の金融政策に関しては無風予想ですので、上記注目点の@〜Bに何らかのコメント、あるいはその他コメントでも出れば相場の材料になりそうです。
次回金融政策発表は2021年7月6日(火曜日)に予定されています。
(5月31日15:10、1豪ドル=0.7723米ドル)
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