オーストラリア 4月失業率の予想
明日10時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。
(5月19日13時現在)
(1)就業者数
前回3月数値は予想を上回りました。雇用者数は右肩上がりを継続しています。3月(13077.6千人)はコロナ前の2020年2月高値(13008.7千人)を越えてきました。今回も予想通りの数値になれば、2ヶ月連続でパンデミック前を上回ります。また、仮に予想レンジ下限のマイナス数値となっても、パンデミック前の水準を越えています。米・豪と総人口差は大きく違いますが、回復度合いは豪>米となっています。
総就業者数推移
(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は4月予想)
(2)失業率
3月の結果は5.6%で、予想よりも改善しました。4月は前月と横這い予想になっています。下図を見ると、2020年1月〜3月は5.1%〜5.3%(赤の横線)レンジでしたので、その水準までは間近となっています。中銀予想(2021年2月)の今年12月末6.0%を4月もクリアすることになります。因みに6月末時点では6.5%ですので、改善度合いが大きくなっています。下図の青い矢印が今回の予想です。
豪州失業率
下図の豪ドル・米ドルの相場は昨日の中銀金融政策議事録時に添付したチャートと変わっていません、昨日の高値は丁度ラインCの抵抗線付近までトライしています。若干上ヒゲが長いので上値の重たさはありますが、豪ドル高トレンドを継続しています。新たに加えたD(=0.7755)にサポートあるので、ここを切れて終わると、A(=0.7700)までの下押しの可能性が広がります。
(1豪ドル=0.7785米ドル、5月19日14時35分現在)
オーダー/ポジション状況
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