ユーロドル高値圏でもみ合い、上昇一服感も
16日の東京市場でユーロドルは1.19台半ばから後半のもみ合い。昼前に一時1.1950をつける場面もありましたが割れず、その後は持ち直し。東京時間17:00現在は1.1988レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、米長期金利の低下傾向にユーロドルは欧州序盤に3月上旬以来の高値となる1.1992まで上昇。しかし、その後の米長期金利の一段の急低下や、米市場での株価堅調には追随せず、1.19台半ばから後半でのもみあいに転じ、そのままアジア時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは、本日の下落で、ここ9営業日に亘って切り上げもしくは同値が続いた安値を、切り下げる動きとなっています。3月半ばの反発局面にも、1.20を一週間近く試しながら到達できず、その後下落基調を再開したこともあり、また、さらに上には1.2007の一目均衡表の「雲」下限や1.2054の90日線を控えて上値も重く、上昇に一服感が出てくる可能性もありそうです。
昨晩の米長期金利急低下や、米株の上昇にユーロドルがほぼ反応しなかったことからも1.20の壁は予想以上に厚いのかもしれません。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後21:30に米3月住宅着工件数、23:00にはミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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