ユーロドル高値圏で膠着、未明のFOMC議事要旨待ちか(4/7夕)

7日の東京市場でユーロドルは高値圏での横ばい。

ユーロドル高値圏で膠着、未明のFOMC議事要旨待ちか(4/7夕)

ユーロドル高値圏で膠着、明日未明のFOMC議事要旨待ちか

7日の東京市場でユーロドルは高値圏での横ばい。最近の高値圏の水準である1.1876で取引が始まったユーロドルは、日中小動きに終始。取引レンジは1.1864-82の20ポイント足らずに限られましたが、昨晩海外市場の高値を切り上げつつも上値の重さが目立ちます。東京時間17:00現在は1.1879レベルで取引されています。夕刻発表された仏、独、ユーロ圏の3月PMI確報はいずれも速報を上回りましたが、為替は反応薄でした。

昨晩海外市場では、米国時間に米長期金利が急低下したことでユーロドルが続伸、1.1878の高値をつけ、そのまま高値圏で東京時間につなぎました。米株式市場の軟調はユーロ安にも、ドル高にもつながらず、休暇明けの欧米為替市場は一旦金利相場からスタートした形となりましたが、本日夕刻の米長期金利低下には無反応。期明けの市場は未だ市場間の相関があいまいで、水準探りが続いています。

テクニカルにはユーロドルは一昨日に転換線、昨日は21日線を上抜けたものの、200日移動平均線で一旦上昇が抑えられた形です。ただ、以前に比べると明らかにドル売りユーロ買い地合いが強まっています。
昨晩21日線をほとんど抵抗なくクリアしたことは意外感が強く、本日さらに1.1887レベルの200日線を超え、1.19台にしっかり載せていくような状況になれば、今回のユーロドルの反発も一時的な調整とは言いにくい状況となっていきそうです。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね上昇。今晩この後は、21:30に米2月貿易収支、23:30に週間原油在庫統計、27:00にはFOMC議事録公表が予定されています。特に前回FOMC議事要旨でもし、テーパリングに関する議論が多く割かれているような場合には、米長期金利がダイレクトに反応し、為替も大きく動く可能性があり要注意です。

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