ニュージーランドドル週報(2021年2月第3週)

NZドルは対米ドル、対円で高値圏で堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2021年2月第3週)

NZ/円、“NZ強気”を維持。76円台に中期的な上値抵抗あり。

今週は、アメリカのコロナウィルス感染者数の減少、ワクチン接種が急ピッチで進んでいること、追加経済対策への期待から米経済の先行きに楽観的となり、また米長期金利も上昇傾向が続いていることから、円が独歩安の展開となっており、NZドルは対米ドル、対円で高値圏で堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は昨年10月に付けた68.87を基点として下値を切り上げる流れを維持しています。76円台には中期的な上値抵抗があり、一気に上抜けるのも難しいポイントですが、日足の崩れはなく形状もしっかりしていることから、急落にも繋がり難いと見られます。また76円台の抵抗をクリアして77円台に実体を乗せて来れば78円台半ばへの一段の上昇が視野に入ってきます。但し、可能性がまだ低いと見ていますが、75円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。日足の上値抵抗は76.30-40,76.70-80,77.00-10に、下値抵抗は75.60-70,75.10-20,74.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は75.47,72.46と71.20に位置しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足は、十文字の寄せ線で終え、週初の寄り付き水準に押し戻されて終えていますが、下値を切り上げる流れには変化が認められません。今週は76円台にある強い上値抵抗をトライの動きが先行しましたが、76.70-80の日足の上値抵抗にぶつかって小反落しています。短・中期トレンドが強い状態を維持していることや、週足も下値を切り上げる流れを変えておらず、トレンドは強い状態を維持していますが、74円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。この場合でも中期トレンドが強く、70円割れで越週しない限り、トレンドは大きく変化しません。週足の上値抵抗は76.70-80,77.30-40に、下値抵抗は75.60-70,75.00-10,74.20-30にあります。31週、62週移動平均線は72.06と70.21に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。

NZ/円、“NZ強気”を維持。76円台に中期的な上値抵抗あり。

2/18現在、31週移動平均線は72.06に62週線は70.21にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。

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