オーストラリアドル週報(2021年2月第2週)

豪ドルは対米ドル、対円で上値余地を探る動きが継続中です。

オーストラリアドル週報(2021年2月第2週)

豪ドル/円、短・中期トレンドは“豪ドル強気”の流れ。

今週はオーストラリア独自の注目材料はありませんでしたが、エネルギー価格の上昇傾向が続きまた、貿易関係の深い中国経済が良好なこと、米追加経済対策による経済効果への期待から米長期金利が緩やかに上昇する中でリスク選好の動きが優勢となり、豪ドルは対米ドル、対円で上値余地を探る動きが継続中です。

チャートを見ると、日足は10/29に付けた73.14を基点として下値を切り上げる流れを維持しています。また、1/8に付けた80.93を直近高値として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインを2/5の陽線が実体ベースで上抜けており、新たな上昇トレンドに入った可能性が点灯中です。一方で、対米ドルで0.7760〜0.7800ゾーンにやや強い上値抵抗があり、これを上抜けきれていないことから、豪ドル/円も急伸にも繋がり難くなっています。また80円割れで終えた場合は新たな上昇トレンド入りが“ダマシ”に終わった可能性が生じます。短期トレンドは79円割れで終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は81.30-40、82.00-10、82.50-60に、下値抵抗は80.70-80,80.20-30、80.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は80.28,77.37,76.04にあり、短・中期トレンドは“豪ドル強気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足は、2週連続寄せ線の後に高値圏で引ける陽線が出ており、一呼吸置いた後で再び上値トライの流れに戻した形となっています。これを受けて今週は上値トライの動きが強まっています。また、中期トレンドも強い状態を維持しており、82〜84円ゾーンの長期的な抵抗ゾーンに入る可能性が高いと見ていますが、80円割れで越週した場合は下値リスクがやや高くなります。79.50割れで越週するか、79円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。週足の上値抵抗は、81.40-50、82.50-60に、下値抵抗は80.20-30,79.90-00,79.50-60にあります。31週、62週移動平均線は77.12と74.45に位置しており、中期トレンドは“豪ドル強気”の流れにあります。

豪ドル/円、短・中期トレンドは“豪ドル強気”の流れ。

2/11現在、31週、62週移動平均線は77.12と74.45にあり中期トレンドは“豪ドル強気”の流れにある。

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