3. A$シカゴポジション(2021年2月2日現在）

A$シカゴポジション(2021年2月2日現在）

シカゴは小幅ながらも再度豪ドルショートにしましたが、枚数少なく相場観は相変わらず無しとなっています。

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A$シカゴポジション(2021年2月2日現在）

シカゴポジション（CME）268

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）268

主要通貨ポジション（単位：枚）(2021年2月2日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

シカゴは、全般的にドル買いとなり、上記各自国通貨のロングは減りました。ショートカバー先行になっています。先週水曜日以降も一段とドル高になっているので、ポジション調整継続なのか、あるいは再度ドルショート積み上げになるかを見ます。

シカゴは小幅ながらも再度豪ドルショートにしましたが、枚数少なく相場観は相変わらず無しとなっています。チャートを見ると豪ドルショートにしたくなるのも肯けます。但し、2月2日の締日がここ4〜5週間の底値だったので、ここで売ったのはそれまでのロングを損確定したポジションメークです。内訳はロングが600枚減、ショートが1,600枚増ですので、差し引きは2,200枚の売りとし、ほぼ両建てにして約1,000の総枚数増加です。チャートでは0.7600付近がウェッジの交差点になっており、丁度底値で止まりました。現在はそれより80ピップス程度豪ドル高に反発しています。明日はシカゴ締日ですので、0.7600がサポートされるのか、あるいはこのウェッジも割るようだと、赤い横サポートの0.7370方向に動き出す可能性が高くなります。

さて、実際の相場は過去の豪ドル高トレンドラインが0.7800〜0.7990まで上がってしまい、完全に下抜けています。逆に年始高値からの抵抗線が0.7770、1月中旬高値からは0.7730にあり、この2つをクリアする必要があります。一方で、先週「下値サポートは0.7590、0.7550、0.7460に順にある」としましたが、2月2日に底値0.7563までトライし、2つ目のサポートで止まり、金曜日に大きく反発しました。短期的には上値0.7700にも抵抗線があり、ここが豪ドル安トレンドラインを形成していますので、豪ドル高回帰にはまず0.7700を越えることが重要です。その後0.7730、0.7770をトライする形です。下値は0.7600、0.7560、0.7510、0.7460の順にサポートあり、0.7560〜0.7600ゾーンがダブルボトムの範囲になります。このゾーンを切った場合に、豪ドル一段安の狙いになりそうです。

シカゴポジション（CME）268 2枚目の画像

（1豪ドル＝0.7674米ドル、2月8日14:05）

オーダー/ポジション状況

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