NZ/円、“NZ強気”を維持。76円台に中期的な上値抵抗あり。
2/3の早朝に発表されたNZ第4四半期失業率は4.9%と前期比で0.4ポイントの低下、また、市場予想の6.6%からも大幅な改善となりました。就業者数も0.6%増の273万4千人となり、市場予想の+0.2%を上回り、雇用市場のひっ迫感を窺わせる内容となりました。これを受けて為替市場ではNZドルが対米ドル、対円で急伸し、5日現在も75円台で堅調に推移しています。
チャートを見ると日足は、1/8に2019年4月来の高値となる75.58を付けた後、73円台半ばまで反落しましたが、調整が一巡すると再び上値追いの動きが強まり2/3には75.85を付けており、短期トレンドは“NZ強気”を維持しています。日足の上値抵抗は75.80-90,76.30-40,76.70-80に、下値抵抗は75.20-30,74.90-00,74.20-30にあります。74円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、73.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して、下値余地が拡がり易くなります。21日移動平均線は74.81に、120日、200日線も71.99と70.65にあり、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。
一方直近の週足は、2週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れには変化が認められません。今週も上値余地を探る動きが継続中で、中期トレンドも強い状態を維持していることから、上値追いの流れが継続すると見られますが、76.30〜76.80ゾーンに中期的な上値抵抗が控えており、これには一旦押し戻される可能性も高いと見られます。短期トレンドは74円割れで越週した場合は、下値リスクがやや高くなりますが、70円割れで越週しない限り中期トレンドは強い状態を維持します。週足の上値抵抗は76.30-40,77.00-10に、下値抵抗は75.00-10,74.20-30にあります。31週、62週移動平均線は71.68と70.07に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
2/4現在、31週移動平均線は71.68に62週線は70.07にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。
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