NY原油大幅高(17/12/28)

11月30日のOPEC総会で減産合意が延長されてから1か月近くが経ちましたが、その後も原油価格は上昇を続け、

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NY原油大幅高(17/12/28)

NY原油大幅高

11月30日のOPEC総会で減産合意が延長されてから1か月近くが経ちましたが、その後も原油価格は上昇を続け、NY原油(WTI期近)はこの1か月で57.42ドル(11月末終値)から60.01ドル(12月26日高値)へと2.59ドルの上げ幅となっています。

60ドルの大台乗せは2015年6月以来の2年半ぶりのこととなります。OPECの協調と需給のだぶつきが解消されつつあることが大きな要因となっていますが、リビアにおけるパイプラインの爆発(ISによるテロとの見方)が更に押し上げるニュースとなりました。

テクニカルには一段高の可能性もあるチャートとなっていますので、長期の動きを俯瞰するために月足チャートをご覧ください。

               WTI月足

               WTI月足

2014年の高値を起点と考えると2015年3月までの下げ、その後5月までの戻しを経て2016年安値の26.05ドルまでの下げで下げの波動が終了です。その後は2017年1月までの上げ、6月までの押しを挟んで今回の60ドルの大台示現とこの流れは上げの波動です。

大きく見ると逆ヘッド&ショルダー(ピンク)の反転パターンに見え、現在は2014年高値107.61と2016年安値26.05の半値戻しとなる66.83、もしくはヘッド&ショルダーの右側をN波動と考えた場合のフィボナッチ・エクスパンションの100%ターゲットとなる71.28をターゲットとする流れにあると見られます。

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