スーパーマリオさらなる景気刺激策を解き放つ
スーパーマリオの異名をとるドラギ総裁の欧州中央銀行（ECB)は、先週の理事会で、市場の予想を上回る追加緩和策を決定、市場は驚きをもってこれを迎えました。しかしその後の総裁の発言で追加緩和の可能性を否定したともとれる発言で為替相場、株式市場は急反転、発表前よりも結果的にはユーロ高、株安の展開となりました。
これをドラギ総裁の市場との対話の失敗ないしは失言による市場の混乱ととらえるのか、先のG20での合意事項「通貨安競争の回避」を意図的に身をもって実践したものなのかは判断の難しいところです。
ただ、質的・量的金融緩和の伸展は今後の欧州経済への前向きな見通しを徐々に形成する材料とはなっているようです。
図はinvseting.comより
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