豪CPI予想以上の改善に豪ドル上昇
今朝方発表となった豪州の4Q消費者物価指数は、予想(前年比1.6%)をやや上回る1.7%となりました。
豪州中銀は昨年5月に政策金利を過去最低の2%に下げて以降、政策金利変更を行っていませんが、今回の消費者物価の水準では中銀の当面の金利引き下げは遠のいたものとの見方から、豪ドルは対ドル、対円で上昇しました。
豪州の政策金利は次回が利下げなのか、利上げなのかが判然としない転換点にある状況です。
今回のCPIの上昇もこのところ進んだ豪ドル安による輸入物価の上昇の要因も大きく、必ずしも景気自体の後退停止を示しているとは言えないところが悩ましいところです。
絶対水準としてもCPIの1.7%は中銀の物価目標値2-4%の下限に達していません。
とはいえ一応はこれで豪ドルを今積極的に売り込む要因は薄れたといえそうです。
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