豪州政策金利予想(2016年2月1日)

(2016年2月2日東京時間12時30分頃公表予定)

キーワード:

豪州政策金利予想(2016年2月1日)

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)予想

(2016年2月2日東京時間12時30分頃公表予定)

豪州準備銀行(中銀)政策金利
  (現行 2.00%)…今回は据え置き予想。ごく一部で0.25%下げて1.75%予想。

現状の経済ベースで、2016年3月までは1.75〜2.00%レンジ、5月までは1.50〜2.00%レンジ予想。先々、エコノミスト予想では緩和方向でみている。

2015年12月初の豪州中銀議事録要旨
(金融政策)
世界経済はゆったりとしたペースで改善していくと見られる。アジアの需要は引き続き弱い状態となっており、商品価格の下落に繋がっている。同時に米国経済は上昇し、欧州も改善傾向を示している。

メンバーは最近の国内経済データは一般的にポジティブになったと確認した。これまでの低金利が国内消費やその関連投資を支えてきた。為替は主要商品価格の下落や国内生産に対する需要拡大で(豪ドル安に)調整されている。結果、強い雇用に結びつき、企業を取り巻く環境が改善し、資源関連輸出が成長に貢献している。

豪州では、コアのインフレは安定的だが、まだ中銀の目標を下回っている状態が続く。
鉱山関連産業の低下は続くものの、一般的に、豪州経済の見通しは今後2年程度先を見ると、ゆっくりと改善していくと予想される。これは雇用増や賃金の改善で示唆されている。しかしながら、賃金の伸びはまだ弱く、インフレが目標を下まわっている状態がつづく。

委員会はキャッシュレートを2%に据え置くことを決定した。
(以上要旨)

(注)豪州中銀議事録要旨は一部を和訳したものであり、詳細は議事録本文をお読みください。

           (1)政策金利推移

           (1)政策金利推移

      (2)消費者物価指数と政策金利(四半期ベース)

      (2)消費者物価指数と政策金利(四半期ベース)

コメント

インフレはまだ中銀目標値(2〜3%)を下回っているが、若干ながら上向き傾向。また、ここ数ヶ月間は豪ドル安も進んでおり、インフレのフォロー材料になっている。
今回緩和するか否かは、1月以降の世界的株安・原油安をどこまで材料視するかに掛かっているが、ECB緩和継続発言と日銀のマイナス金利実施で、今後の動向を再確認すると思われる。市場予想通り、据え置きになると思われる。
もし緩和した場合には、市場が材料視していないので、豪ドル安材料に使われる可能性が高い。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る