米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利について
(東京時間では2020年6月11日木曜日夜中未明)
FOMCの金融政策が公表されます。NY時間6月10日14時(水曜日)に政策金利の公表、その後パウエルFRB議長の記者会見が予定(同14時半)されています。
今回の市場予想は以下の通りになっています。
(1) 政策金利(6月10日 11時現在の予想)
現在のFFレート「0.0〜0.25%」⇒据え置き
(エコノミストレンジは0.00〜0.25%で全員据え置き予想)
特に大きな政策変更は予想されていません。先週金曜日の雇用統計が大幅改善しましたが、まだ1回のみの数値であり、これまでのフォーワードガイダンスの強化と低金利(イールドカーブコントロール)は維持すると予想しています。この中で、FRBが金曜日の雇用統計をどの様にコメントするのかに注目しています。エコノミストの中には明日の記者発表や記者会見では詳細が解らないため、7月1日のFOMC議事録待ちを指摘する人もいるようです。
尚、CME Fedwatchに動きが出始めていますので、今回から再度掲載いたします。雇用統計の大幅改善を受けた影響が出ている模様です。僅かですが、利上げ派がいます。
(6月9日現在)
(2) 最近のFRB関係者の主な発言(最近2〜3週間)
5月28日 ブラードセントルイス連銀総裁 「当分の間は利上げなしとみている」
5月27日 ウィリアムズNY連銀総裁 「インフレは今後数年低いと予想」
5月22日 クラリダFRB理事 「財政と金融政策による追加緩和が必要」
5月22日 ウィリアムズNY連銀総裁 「マイナス金利は米経済に負の影響」
「マイナス金利は今、採用すべきではない」
5月21日 ブラードセントルイス連銀総裁「V字回復はまだ可能」「第4Qまでには正常化に近づく可能性」
5月20日 カプランダラス連銀総裁 「FRBはもっと多くの事をする必要があるだろう」
5月20日 ローゼングレンボストン連銀総裁 「失業率は2桁を維持し、20%前後でピーク」
「大規模な金融・財政政策を実行するとき」
5月20日 パウエルFRB議長 「米経済はこれまでにない大規模なショックに直面」
「FRBの行動を受けて市場環境は総じて改善」
5月19日 ボスティックアトランタ連銀総裁 「第2Qの経済は厳しいだろう」
「失業者数増は一時的」
2020年の委員会メンバーは以下です。
パウエルFRB議長(委員長)、ウィリアムズ(副委員長)、マイケル・ボウマン、ラエル・ブレイナード、リチャード・クラリダ、パトリック・ハーカー、ロバート・カプラン、ニール・カシュカリ、ロレッタ・メスター、ランダル・クォールズ
ドル円相場は米国5月CPI予想をご参照願います。
(2020年6月10日13:00、1ドル=107円66銭)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2020.06.10
ドルはかつてのレンジに回帰、FOMCなど注視(20/6/10夕)
10日の東京市場は、引き続きドルが弱含み。夕方にかけて107.30円台まで下落し、5月半ばから形成したかつてのレンジへと回帰している。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。