豪ドル/円レンジ内で揉み合い(2016年2月25日)

豪ドル/円、レンジ内で揉み合い。中期トレンドは豪ドル弱気

キーワード:

豪ドル/円レンジ内で揉み合い(2016年2月25日)

タイトル:豪ドル/円、レンジ内で揉み合い。中期トレンドは豪ドル弱気。

オーストラリア経済はサービス関連産業が資源関連企業の低迷をカバーする形で内需を中心に安定的な経済成長を維持して来ましたが、外需の低迷による輸出の伸びず貿易赤字幅は拡大傾向にあります。また、失業率も5.8%から直近の1月分は6%に悪化、労働賃金も伸び悩み傾向にあるため、消費拡大に繋がらずに内需関連産業の強さを損なう可能性があります。インフラ投資の注力により景気拡大傾向は持続していますが、世界経済の牽引役であるアメリカの経済指標に陰りが見え始めていることから、外的要因による悪影響にも注意する必要がありそうです。

チャートを見ると、直近の日足はタクリ足の陽線となり、下値トライに失敗して80円台に値を戻していますが、80.00〜82.50を中心とするレンジ内の下限に位置していることや、2/16に付けた82.43を直近高値として上値を切り下げていること、82.33にある21日移動平均線の下で推移しているころから、リスクは下方向により高い状態です。82円台半ば超えに値を戻した場合は、もう一段上値余地が拡がり易くなりますが、この場合でも中期トレンドが弱気の流れに入っており、84円台が強い上値抵抗として働く可能性が高いと見られます。

一方直近の週足は前週の大陰線の値幅内に実体の小さい陰線が入り込んでいますが、上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗した形で越週しています。今週はこの上ヒゲ部分の上値抵抗の厚さを試す動きが先行しましたが、82円超えトライに失敗して安値圏まで押し戻されています。現状は80.00-10の下値抵抗にも跳ね返されていますが、80円割れの越週となった場合は一段の下落リスクが生じます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、82.80-90に、下値抵抗は80.00-10にあります。31週移動平均線、62週線は86.08と89.93にあり、中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。

              豪ドル円週足

              豪ドル円週足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る