豪ドル円短期は一旦底打ちの可能性(2016年1月22日)

豪ドル/円、短期は一旦底打ちの可能性。中期トレンドは戻り売りの流れ

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豪ドル円短期は一旦底打ちの可能性(2016年1月22日)

豪ドル/円、短期は一旦底打ちの可能性。中期トレンドは戻り売りの流れ

オーストラリア経済は雇用、消費共に底堅く推移しており国内事情からは大きな豪ドル売り材料は見当たりませんが、中国の景気悪化懸念、世界経済の減速懸念が和らぐまでは外的要因による悪影響に警戒が必要です。また、世界的な株安の流れや為替相場が円高方向へ舵をきり始めていることに鑑みれば、豪ドル相場の大幅な戻り高はまだ期待出来そうにありません。
チャートを見ると、1/21日の日足が82円台に実体を置く陽線となり、またこの足が年初の1/4の大陰線を起点とする短期的なトレンドラインから頭一つ上抜けて終えています。前日の79円台で一旦底打ち、反転の流れに入った可能性が高くなっており、暫くは80円台が強い下値抵抗となって豪ドルの上値余地を探る動きが強まると見られます。

しかし、昨年12月に付けた90.73を起点として上値を切り下げる流れからは抜け出しておらず、この上値抵抗が86円台にあることから、これをしっかり上抜けるにはまだ力不足と見られます。また21日移動平均線が84円台にあることから、これにぶつかる可能性にも注意が必要です。日足の上値抵抗は82.80-90と84.00-10に、下値抵抗は81.00-10と80.50-60にあります。

一方週足は、1/21時点では陽線で切り返す可能性が生じていますが、3手前の大陰線が中期トレンドに大きな変化を生じさせており、一段の下落リスクが点灯しています。79.50〜80.50ゾーンには長期的な下値抵抗ポイントがあり、これに跳ね返されていますが、中期トレンドが変化して日が浅いことや、31週移動平均線が87.67に位置していることから、これを上抜けて越週しない限り、下値リスクがより高い状態にあることを示しています。また、62週移動平均線は91.35にあり、中・長期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。週足ベースで見た上値抵抗は、84.50-60と86.00-10に、下値抵抗は81.20-30と80.50-60にあります。

             豪ドル/円【週足】

             豪ドル/円【週足】

(1/21現在31週移動平均線は87.67に、62週線は91.35あり両者を下抜けて、中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れにある)

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