トルコ円月曜レポート(2016年2月1日)

金曜にも触れましたが、トルコリラ円とドル円の相関は高く日銀によるマイナス金利導入を受け、大きく円安に動き結果となりました。

キーワード:

トルコ円月曜レポート(2016年2月1日)

トルコ円レポート

金曜にも触れましたが、トルコリラ円とドル円の相関は高く日銀によるマイナス金利導入を受け、大きく円安に動き結果となりました。

日銀のマイナス金利導入については、「週報2月第1週」のほうに書かせていただきましたので併せてご覧いただければと思います。結論的には未知数は多いもののECBマイナイス金利導入以降の展開と照らし合わせるならば、基本的にはトルコリラ高・円安の傾向が出やすくなってきたことは確かです。

ただ、ユーロドルやドル円と異なり、トルコリラをはじめとする新興国通貨の場合、より外部環境、特にリスクオフに繋がりやすい中国市場や原油市場の影響を受けやすいため、安心しきってはいられません。今週は米国の雇用統計もあり、振れやすい地合いが当面続きそうです。

トルコリラ円の日足チャートを見てみましょう。

           トルコリラ円日足チャート

           トルコリラ円日足チャート

11月以降の下げでは戻しらしい戻しも入らず43円台半ばから38円割れまで5円以上の急落となりましたが、ドル円が115円台を付けて以降の反転も加わって1月中旬以降は底堅い展開を続け、そこに今回の日銀マイナス金利導入です。

材料的には円安要因であることは間違いありませんし、テクニカルにも40円から38円割れそしてまた40円の大台に戻す動きの中で、底固めのパターンであるラウンドボトム状のチャートパターンを形成しました。ターゲットとしては、11月20日高値(43.56レベル)と1月20日安値(37.90レベル)の61.8%戻しとなる41.40レベルという水準が上げられます。

また同チャートには、遅行スパンを先行させた一目均衡表を表示してありますが、61.8%戻しの41円台半ばより上には均衡表の雲(先行スパン)が41.55〜88に位置しています。多少の誤差を考えても41.00レベルは米国雇用統計を前にいったん上値を抑えられやすい水準と考えられます。今週のトルコリラ円は日銀決定後に下げ再度上昇を始めた40.50レベルをサポートに、上記41.40レベルをレジスタンスとする展開を見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る