豪ドル/円短期は一旦底打ち(2016年1月27日週報)

豪ドル相場は1/20の79円台で一旦底打ちして戻り基調の中にあります。

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豪ドル/円短期は一旦底打ち(2016年1月27日週報)

豪ドル/円、短期は一旦底打ち。中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れ。

豪ドル相場は1/20の79円台で一旦底打ちして戻り基調の中にあります。年初からの中国の株式市場の下落に始まった世界的な株式連鎖安やこれに伴うリスク回避的な円買いが一巡したことから、当面は豪ドル相場の上値余地を探る動きが強まると見られますが、中国経済の先行きに未だ不透明感が強いこと、原油価格の下落基調が継続しておりインフレ率も低い水準にあることから、大幅な豪ドル高へ戻すのは難しいと見られ、豪ドルの下落リスクにも注意する必要があります。

チャートを見ると、日足は1/20に一旦底打ち後は下値を切り上げる流れを維持していますが、83.43に位置する21日移動平均線を抜け切れておらず、また、昨年12/4に付けた90.73を直近高値として上値を切り下げる流れの中で推移しており、この上値抵抗が85.80-00近辺にあることから、日足の実体ベースでしっかりと86円台に値を戻さない限りは下値リスクを残した状態です。一方で下値も、79.50〜80.50ゾーンにあった中・長期的な下値抵抗には一旦跳ね返されており、再び80円割れを見ない限り、急落にも繋がり難くなっています。日足の上値抵抗は84.00-10と85.20-30に、下値抵抗は81.30-40と80.50-60にあります。

一方直近の週足は、前週の陰線を切り返して実体のしっかりとした陽線引けとなり、短期的には反転、上昇の流れに入っています。しかし、2014年11月に付けた102.84を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この中・長期的な上値抵抗ポイントは89円台にあります。79.50〜80.50ゾーンの長期的な下値抵抗ポイントには跳ね返されたるものの、週足、月足ともに形状は改善しておらず、豪ドルの戻り売りを支持していることから、戻り余地を試した後の反落の可能性により注意する必要があります。31週移動平均線が87.31に、62週線も91.06にあり、中・長期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。週足ベースで見た上値抵抗は、84.50-60と86.00-10に、下値抵抗は81.20-30と80.50-60にあります。

             豪ドル/円【週足】

             豪ドル/円【週足】

1/26現在31週移動平均線は87.31に、62週線は91.06あり両者を下抜けて、中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れにある

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