NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気(2016年1月18日)

NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気。75.00近辺に強い下値抵抗あり。

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NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気(2016年1月18日)

NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気。75.00近辺に強い下値抵抗あり。

 ニュージーランド経済は足元の景気は比較的良好な状態を保っており、世界経済が鈍化傾向にあって需要が伸び悩む中でも、内需が景気を下支えしており、雇用、消費も安定しています。一方で貿易収支が昨年6月以降6ヶ月連続赤字となっていることを見れば外需低迷の影響も見受けられますから今後の統計を注視する必要はありそうです。短期的には中国情勢や世界株式の連鎖的な下落の影響を受けたリスク回避の動きが急となっていますが、不安心理が落ち着けば、景況感が悪化していないことから、為替相場も一旦反発に転ずる可能性が高いと見られます。
テクニカルには1/4の陰線が短期トレンドに変化を生じさせており、新たなNZ安トレンド入りした可能性が高いことを示しています。一方で、75〜76円ゾーンには中期的に見ても強い下値抵抗が散在することから、このレベルでは一旦下げ止まる可能性も高いと見られます。但し、75円割れの越週となった場合は、一段の下落リスクが点灯します。日足の上値抵抗は78.00-10に、下値抵抗は76.00-10と75.00-10にあります。21日移動平均線は80.68に位置しており。短期トレンドが弱い状態にあることを示しています。

週足を見ても前週に大陰線が出て中・長期トレンドが変化した可能性が生じており、今後の戻り局面でも80円超えが強い上値抵抗として働く可能性が高くなっています。一方で、前述の75.00近辺には長期的な下値抵抗が控えていることから、これを守りきって反転、上昇に繋がる可能性を残しています。78円超えで越週した場合は、もう一段反発余地が拡がり易くなりますが、この場合でも80円は大きな壁となります。逆に75円台を維持出来ずに越週した場合は70〜72円にある超長期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。但し、このレベルは簡単には下抜けそうもありません。31週移動平均線は80.47に、62週線も85.38にあり、中・長期トレンドは“キウィ弱気”の流れにあります。

              NZ/円【週足】

              NZ/円【週足】

1/13現在31週移動平均線は80.47にありこれを下抜け始めており、下値リスクが点灯中。62週線は85.38にあり長期トレンドは“キウィ弱気”の流れ。

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