日経平均5日続伸、ドル円一時106円台
中国のGDP改善にリスクオン再開、ドル円106円台
前日の海外市場では予想外の英中銀利下げ見送りや、フランスでのテロにやや円安の勢いをそがれ、朝方105円台前半で取引を始めたドル円でしたが、午前中に発表された中国のGDP等の指標が予想を上回る結果だったことから、リスクオンの流れに戻り、昼前には一時3週間ぶりに106.32の高値をつけました。ただ、急速な円安進行には警戒感もあり、午後は105円台後半での取引。
一方日本株は米国株式市場の上昇を受け5日続伸、日経平均は111円高の16,497円で終了しています。昨日の「Pokemon Go」の任天堂に続き、本日はLINEの新規上場も市場の上昇を支えました。
英国EU離脱騒動前の水準回復、ここから先はスピード鈍るか
日経平均もドル円もこれでほぼ英国国民投票前の水準を回復、米国経済への安心感が広がるなかで、ここまでの動きは英国EU離脱ショックによる株売り円買いの巻き戻し中心と見られます。相場がようやく6月後半の時点に戻ったとして、ここからさらに同じ速度でリスクオンの流れが継続できるかどうかはやや疑問の残るところですが、月末の日米の金融政策決定会合までは緩やかな上昇が続くものと期待されます。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね軟調に推移。
本日は21:30より6月の米小売売上高、消費者物価指数、22:15より米鉱工業生産、23:00にミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
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