チャート分析の基本(移動平均線3)

移動平均線の使い方その@ 「移動平均線を支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として利用」

チャート分析の基本(移動平均線3)

「移動平均線を支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として利用」

移動平均線の最も基本的な使い方は、移動平均線の傾き具合によって現在が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかをその場の値動きに惑わされずに判断することです。
移動平均線が右肩上がりであればそれぞれの期間において上昇トレンドであることがわかりますし、逆に右肩下がりであれば現状が下降トレンドであることがわかります。

これらの移動平均線を終値との比較で支持線、抵抗線として使用する場合があります。
たとえば移動平均線の傾きが右肩上がりの上昇トレンドで、終値がトレンドラインを上回って推移しているような場合、多少プライスが下がってきても移動平均線で跳ね返されるケースが多く見られます。このような場合には移動平均線は支持線(サポートライン)として機能していると考えられます。

「移動平均線を支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として利用」

       取引値(青線)が移動平均線(赤線)を支持線(サポートライン)としているケース

しかし、下のケースのようにそれまで支持線として機能してきた移動平均線を終値が下抜けた場合には売りサインとみなします。

「移動平均線を支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として利用」
 2枚目の画像

            取引値(青線)が移動平均線(赤線)を下抜けてきたケース

下の例では下降トレンドにある移動平均線が抵抗線として機能しているため、終値が同水準で跳ね返されています。

「移動平均線を支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として利用」
 3枚目の画像

    取引値(青線)が移動平均線(赤線)を抵抗線(=レジスタンスライン)としているケース

そして、それまで抵抗線として機能していた移動平均線を上抜けると、上昇トレンド入りする場合があります。

「移動平均線を支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として利用」
 4枚目の画像

            取引値(青線)が移動平均線(赤線)を上抜けてきたケース

ただし、実際の相場変動の中ではチャートはこのようにきれいに跳ね返されたり突き抜けたりケースばかりではありません、また、チャートを分析するにあたっては他の移動平均線や全体のトレンドにも留意する必要があります。
特に相場が中期的なもみ合いの状況となっている場合には、移動平均線による分析は機能しないことが多いので注意が必要です
(上記の例はあくまで架空のサンプルです)






※「FX羅針盤」のを運営する株式会社カカクコムのメインサイト「価格.com」にも羅針盤でオセアニア通貨をご担当されている川合美智子先生の執筆された入門ガイド「FXとは?」が掲載されています。あわせてご参照ください!

関連記事

  • その他

    Edited by:山中 康司

    2021.12.23

    2022年上半期の相場運(3)

    パート3では射手座〜魚座の4星座です。今回の結果が良かった人は自信を持って、悪かった人はそれほど精度は高くないはずと割り切ってしまうほうがよいですね。

    2022年上半期の相場運(3)

  • その他

    Edited by:山中 康司

    2021.12.23

    2022年上半期の相場運(2)

    今回は2022年の上半期というテーマなので比較的細かく書いています。パート2では獅子座〜蠍座の4星座です。

    2022年上半期の相場運(2)

  • その他

    Edited by:山中 康司

    2021.12.23

    2022年上半期の相場運(1)

    12月と言えば雑誌でも翌年の占い特集が組まれますが、こちらでも年末に相場運占いと称して翌年の占いを書いています。

    2022年上半期の相場運(1)

  • FXの基礎知識(FXが初めての方に)

    Edited by:編集人K

    2016.05.09

    チャート分析の基本(移動平均線4)

    「ゴールデンクロスとデッドクロス」

    チャート分析の基本(移動平均線4)

  • FXの基礎知識(FXが初めての方に)

    Edited by:編集人K

    2016.04.26

    チャート分析の基礎(移動平均線2)

    どの移動平均線を使えばよいか?

    チャート分析の基礎(移動平均線2)

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る