ドル円午前の値幅わずか7銭 (12/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は無風状態。

ドル円午前の値幅わずか7銭 (12/9午前)

ドル円午前の値幅わずか7銭

9日午前の東京市場でドル円は無風状態。午前中の取引レンジは104.11-18のわずか7銭、一昔前のFXのオファービッドの幅程度しかなく、まれにみる膠着状態。東京時間正午現在は104.15で取引されています。
日経平均午前は、昨晩米株が反発した流れを受け、また、朝方発表された本邦10月の機械受注が、事前予想前年比-11.2%に対し、+2.8%のサプライズとなったことも支えとなり、274円高で取引を終了しています。尚、午前中発表された中国の11月の物価指数はCPIが-0.5%と事前予想、前月比とも悪化、PPIが-1.5%と前月、事前予想比やや改善とまちまちな内容となりました。

昨晩海外市場ではファイザーの開発したワクチンの英国での接種が開始されたことなどからリスクセンチメントが改善。米主要株価指数は軒並み史上最高値を更新したものの、為替市場の関心は引き続き英国とEUの通商協議に集中したため、ドル円は104円台前半での小動きが続きました。

テクニカルにはドル円は前日と変わらず。中期的なドル売り地合いが変化しない中で103.65-104.75レベルでのもみ合いが続きます。

EU側が交渉期限としている9日を迎え、引き続き為替市場の関心は欧州通貨動向にあり、ドル円は蚊帳の外の状態です。
英国のジョンソン首相は本日EUのフォンデアライエン欧州委員会委員長と直接会談による最終交渉を行うと報じられており、一部では問題条項の排除で折り合ったとも伝えられていることから、まずは今晩ぎりぎりの攻防で両者が打開策を見いだせるのか、それによってポンド、ユーロ等の欧州通貨がどのように反応するのかが注目されます。

ドル円午前の値幅わずか7銭

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