ドル円104円台半ばで膠着状態
3日午前の東京市場でドル円は方向感を欠く動き。朝方104.40レベルで取引が始まったドル円は新規取引材料難から上下どちらにも動けないまま、104.40-54の15銭足らずのレンジで膠着状態。東京時間正午現在は104.45レベルで取引されています。
日経平均は高値警戒感から利益確定の売りが先行、その後はプラス圏を回復する場面もありましたが、前日終値を挟んでもみ合いとなり、結局前日比ほぼ変わらずの5円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、序盤に株式市場の上昇一段落で主要通貨に対してややドルが買戻される動きとなり、欧州時間にはドル円も104.75まで上昇する場面がありました。しかし、その後発表された米ADP雇用統計が冴えない結果だったこと等でドル売りに転じ、結局104円台前半に押し戻されてアジア時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は今週に入り徐々に上値下値を切り上げる動きとなっているものの、値動きは限られ、また昨晩の上昇が11/24高値104.76にわずかに及ばなかったことで上値の重さを再確認する形ともなっています。
英国でのコロナワクチン緊急使用承認で、いよいよ来週からコロナウイルスワクチンの一般での接種が開始されることとなり、リスクセンチメントは大きく改善されています。また、米国で民主党が景気支援策で共和党に歩み寄りの姿勢を見せたことで、実現可能性が高まったとの期待感もあり、調整を伴いながらも主要国の株価は堅調に推移しそうです。
ただ、ドル円に関してはリスクに対して両通貨が同じ動きをしやすいこと、週末に雇用統計を控え動きにくい時間帯に入りつつあることから、午後以降も現レンジでの取引が続きそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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