ドル円 持合い下放れの可能性 (9/15午前)

15日午前の東京市場でドル円は105円台後半でもみ合い。

ドル円 持合い下放れの可能性 (9/15午前)

ドル円 持合い下放れの可能性

〇ドル円105円台後半でもみ合い 昨晩リスク選好の回復にドルは主要通貨に対し全面安
〇テクニカルには三角持ち合い下抜けの可能性、「雲」下限も抜けつつありドル安地合い強まる
〇FOMC前で様子見姿勢が強い状況なるも、105.50を下抜けると下げ加速の可能性
〇その際のターゲットは105.24、105.00等か

15日午前の東京市場でドル円は105円台後半でもみ合い。海外市場で円高が進行した流れを引き継いで、朝方105.72レベルで取引が始まりましたが、取引レンジは105.61-75と狭く、東京時間正午現在は105.68レベルで取引されています。
日経平均午前は昨晩NYのダウ大幅上昇にもかかわらず、高値警戒感からの売りが先行し132円安で午前の取引を終えています。

午前中発表された中国の8月小売売上高は前年比+0.5%と昨年12月来のプラスとなり、また、事前予想0.0%も上回りました。これを受けて中国、香港市場で株価が上昇していますが、本邦株価、ドル円相場への影響は限定的でした。

昨晩海外市場ではドルが主要通貨に対して下落、ファイザーのブーラCEOが米国でコロナウイルスのワクチンが年末までに一般向けに準備される可能性が高いと発言し、株式市場でリスクオンの動きが強まったこと、FOMCで一段のハト派姿勢が強調されるとの見方が強まったことが背景でした。ドル円も一時105.55まで下落しています。

テクニカルにはドル円は昨晩の下落で、7月末からのサポートラインを下抜け、6月上旬からの大きな三角持ち合いを下抜けた可能性が出てきています。短期的に見ても21日線を下抜けて、一目均衡表の「雲」の下限(105.71)を試しつつある状況。一気にドル売り地合いに転じています。
昨晩はまた、7/31安値104.19から8/31高値106.95までの上昇の半値戻し105.57を達成。FOMCを前にした様子見もあり一旦は達成感の出ている状況ですが、一目均衡表の「雲」を明確に下抜け、105.50も割り込んでくると、上記フィボナッチ61.8%の105.24や、105円が次のターゲットとなりそうです。

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