ドル円107円台後半 株式市場のリスク選好回復に底堅くも、香港情勢等警戒(5/28午前) 

28日午前の東京市場でドル円は107円台後半で堅調推移。

ドル円107円台後半 株式市場のリスク選好回復に底堅くも、香港情勢等警戒(5/28午前) 

ドル円107円台後半 株式市場のリスク選好回復に底堅くも、香港情勢等警戒

〇ドル円107円台後半で堅調推移
〇欧米株価上昇を受け、日経平均午前は大幅続伸
〇ドル円はリスク選好回復の円安、ドル安に動き鈍い
〇香港情勢をめぐる米中対立激化懸念もドル円の重石に
〇夕刻17:00予定の全人代後の中国李首相の記者会見控え午後も様子見か

28日午前の東京市場でドル円は107円台後半で堅調推移。昨晩海外市場で107.95まで上昇したものの108円台を前に反落した流れを受け、朝方は107.70近辺で取引されましたが、その後は一時107.90まで上昇するなど狭い値幅ながら堅調な動きを見せ、東京時間正午現在は107.85レベルで取引されています。一方株式市場では前日の欧米市場で株価が続伸したことを受け、本邦でも午前中大幅高、日経平均午前は429円高の21,849円で終了しています。


昨晩はEUが公表した7,500億ユーロ規模の欧州復興支援パッケージが好感され、株高、ユーロ高、ドル安が進行。ドル円は株高によるリスク選好回復の円安と、主要通貨に対して全面安に近いドルの狭間で方向感が出にくい状況となっています。

為替市場が株式市場ほど楽観的でないという状況も継続しており、昨晩米ポンペオ国務長官が「香港はすでに中国からの高度な政治的自治が維持されていない」と議会に報告したことから、今後米政府が香港への優遇措置打ち切り等の対応をとる可能性が高く、米中の対立激化が必至であることもドル円の頭を重くしています。

中国では本日全人代が閉幕、日本時間17:00より李首相の記者会見が予定されており、香港の「国家安全法」の制定、コロナ関連経済対策等その内容に注目が集まることから、ドル円も本日午後は様子見気分の強い展開が予想されます。

ドル円107円台後半 株式市場のリスク選好回復に底堅くも、香港情勢等警戒

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