ドル円107円台半ばで方向感なく推移(5/27午前)

27日午前の東京市場でドル円は107円台半ばを挟んでの動き。

ドル円107円台半ばで方向感なく推移(5/27午前)

ドル円107円台半ばで方向感なく推移

〇ドル円は107円台半ばで方向感失う
〇午前はほぼ株価の動きに沿った形で推移
〇連休明けの海外株は大幅続伸するも、終盤上げ幅を縮小、米中対立、行き過ぎた景気回復期待に警戒感も
〇午後本邦コロナ対策二次補正予算閣議決定の見込み
〇引き続き株価動向注視

27日午前の東京市場でドル円は107円台半ばを挟んでの動き。朝方、前日約3か月ぶりの高値で引けた日経平均が利益確定の売りに押されたことから、ドル円も前日海外安値を下回る107.36まで下落する場面がありましたが、その後株式市場に買い戻しが入ったことから、ドル円も反発、107円台半ばで方向感を失った形です。日経平均株価午前は4円安とほぼ前日比横ばいで午前の取引を終えており、ドル円は正午現在107.50近辺で取引されています。

昨晩連休明けの海外市場でも株式市場は堅調に推移、NYダウは529ドルの大幅高で終了していますが、S&P500は終了前に大きく上げ幅を縮小するなど、香港国家安全法をめぐる米中対立激化懸念や、やや楽観が過ぎる株式市場への警戒感もあって、やや先行き不安を残した形です。

本邦では新型コロナウイルスを受けた2020年度二次補正予算が本日午後に閣議決定される見込みとなっていますが、一般会計歳出で32兆弱、事業規模は117兆円に及ぶと報じられており、安倍首相が25日に記者会見で述べた1次2次を合わせて事業規模で200兆円を超える「GDPの4割に当たる空前絶後、世界最大の対策」が実施に向けて動き出すこととなります。

テクニカルにはドル円は昨日同様一目均衡表の「雲」の中での推移、107.47レベルの転換線に絡む動きになっており、108円台前半の90日線や200日線、107円台前半の21日線に挟まれて膠着感を強めています。

本日午前のドル円はほぼ日経平均の変動に沿った動きとなっており、二次補正予算の閣議決定を受けた午後の本邦株価動向、米株先物の動向が注目されます。

ドル円107円台半ばで方向感なく推移

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