ドル円107円台後半で堅調推移 緊急事態宣言全面解除で日経平均大幅続伸(5/26午前)

26日午前の東京市場でドル円は上昇。

ドル円107円台後半で堅調推移 緊急事態宣言全面解除で日経平均大幅続伸(5/26午前)

ドル円107円台後半で堅調推移 緊急事態宣言全面解除で日経平均大幅続伸

〇ドル円107円台後半で堅調推移するも108円台に乗せられず
〇日経平均株価は非常事態宣言解除で大幅続伸、3/6以来の21,000円台回復
〇「株式市場の楽観、為替市場の悲観」の構図継続
〇テクニカルにはドル円の上昇にやや陰りも
〇午後の本邦株式市場、祝日明けの欧米株式市場動向とドル円の108円台回復可否に注目

26日午前の東京市場でドル円は上昇。朝方は107.70レベルで取引されていましたが、仲値決定にかけて急上昇、一時107.92の高値を付けたのち東京時間正午現在は107.85で取引されています。
本日からの本邦緊急事態宣言全面解除を受け、経済活動回復への期待に株式市場で空運、小売り等に買いが集まり上昇、取引時間中としては3/6以来となる21,000円台乗せを果たし、455円高の21,197円で午前の取引を終了しています。
ドル円の上昇も本邦株価上昇によるリスク選好回復が支えとなっているものと考えられますが、いまひとつ勢いにかけ、むしろ108円台に乗せられなかったことが上値の重さを改めて認識させる状況です。為替市場は引き続き香港情勢をめぐる米中対立激化への懸念が強く、株式市場の楽観とは一線を画した動きが続いています。

テクニカルにはドル円は一目均衡表の「雲」の中で推移。21日線の上、200日線、90日線の下という構図は変わりませんが、昨日90日線が200日線をデッドクロス。また、5/7安値105.98からの上昇トレンドを昨日から下回る動きを見せるなど、ややドル円の上昇力に陰りの見られる形状となってきています。
一方で東京時間の米株先物も高値圏で推移していることから、午後から今晩にかけては日経平均や連休明けの欧米市場で欧米株式が堅調を維持し、ドル円が108円台を回復できるかに注目です。

ドル円107円台後半で堅調推移 緊急事態宣言全面解除で日経平均大幅続伸

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