ドル円107円台後半を堅調推移(5/21午前)

21日午前の東京市場でドル円は107円台後半で堅調推移。

ドル円107円台後半を堅調推移(5/21午前)

ドル円107円台後半を堅調推移

〇ドル円は107円台後半でもみ合い
〇日本の4月の貿易収支輸出前年比21.9%減、米国向け輸出減の影響が大きい
〇近畿3府県は今夜緊急事態宣言解除の見込み
〇ドル円は新規材料なければ108円台を試す勢い感じられず
〇午後も107.10-78レンジの取引継続か

21日午前の東京市場でドル円は107円台後半で堅調推移。一時107.75まで上昇するも108円台には到達せず、上値の重さも意識される動きとなっています。東京時間正午現在は107.65レベルでの取引です。
朝方発表された本邦4月の貿易統計で貿易収支は9,304憶円の赤字、輸出は予想内ながら前年比21.9%のマイナスとなりました。欧米向けの自動車、機械輸出が振るわず特に米国向け輸出額は37.8%減少しています。また輸入も前年比7.2%のマイナスとなりました。
日経平均午前は昨晩の欧米での株高を受け買いが先行しましたが、失速。午前の取引を11円安で終えています。
尚、本日昼前に新型コロナ対策で政府が意見を聞く諮問委員会で近畿3府県の緊急事態宣言解除が了承され、今夜対策本部で正式決定される見込みです。

テクニカルにはドル円は一昨日108円台に乗せたものの、その後は伸び悩み再び一目均衡表の「雲」の中に沈んでいます。やや方向感をなくしており、新たな材料がなければ108円台を再び試す勢いはなさそうです。本日午後は「雲」上限の107.78や107.10レベルにある21日線を意識した動きとなりそうです。

ドル円107円台後半を堅調推移

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