ドル円 小動きながら底堅く推移(5/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は107円台前半で堅調推移。

ドル円 小動きながら底堅く推移(5/19午前)

ドル円 小動きながら底堅く推移

〇ドル円は107円台前半で小動き
〇ワクチン開発期待の株高にも反応薄
〇ユーロは独仏の基金立ち上げ提案に対ドルを中心に大幅上げ
〇ドル円は各種材料への反応も鈍っており膠着感強い

19日午前の東京市場でドル円は107円台前半で堅調推移。海外で株高が進んだ流れを受け本邦株価も上昇、日経平均午前は一時500円超上昇し、383円高で午前の取引を終えています。ドル円もリスク選好の回復に小幅上昇、東京時間正午現在は107.41レベルで取引されています。
ただ、全般的には動意薄で午前のレンジは107.30-46の16銭にとどまり、膠着感も出ています。

昨晩は米バイオテクノロジー会社モデルナが新型コロナウイルスのワクチン候補の臨床試験でコロナ撃退を助ける免疫反応が体内に作られる可能性が示されたと報じられ、市場は一気にリスク選好に傾いた形となりました。
一方欧州では独仏がEUの経済再建のため5000億ユーロの基金設立を提案したことが明らかになり、ユーロが対ドルで急上昇したため、ドル円でのドル買いも頭を抑えられた形となりました。
昨晩のドル円の高値は107.50まで、NYダウが一時1,000ドル超上げたことを考えれば、最近の例に漏れず為替市場の反応は鈍いものとなっています。

テクニカルにはドル円は昨晩の上昇で21日線をクリアしています。引き続き一目均衡表の「雲」の中での推移は続いていますが、4月以降の緩やかな下落トレンドラインを上抜けそうな気配もあり、また、株高等の材料への反応も鈍く膠着感が強まっています。

ドル円 小動きながら底堅く推移

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