米4月小売売上高予想(日本時間2020年5月15日21時半発表予定)

明日、米国の4月小売売上高が発表されます。

米4月小売売上高予想(日本時間2020年5月15日21時半発表予定)

米4月小売売上高予想

明日、米国の4月小売売上高が発表されます。15日はこの他に、5月NY連銀製造業景況指数、4月鉱工業生産指数などが順次発表され、それらを含めたアトランタ連銀GDPナウの改定値も発表されます。GDPナウは既にかなりのマイナスなのでNY株や為替にどの様な影響が出るか注目します。

米4月小売売上高予想

(今回予想2020年5月14日12時現在)


前回3月米国小売売上高は全体・除く自動車共に大きなマイナスでしたが、ほぼ予想値に近い数値となりました。4月予想値は3月よりも更に悪化する見込みです。
下図(1)を見ても一段と下がっています。小さい〇が3月で、大きな〇が4月になります。また(2)は実数値ベースですが、今回予想の▼11.9%を入れると2013年下半期当時の数値まで下がります。第2四半期のGDPの大幅悪化が見えています。

(1)米小売売上高前月比ベース

(1)米小売売上高前月比ベース

前月比ベースと6ヶ月移動平均線、赤い線はゼロ

(2)米小売売上高実数値ベース

(2)米小売売上高実数値ベース

アトランタ連銀GDPナウは5月8日時点で第2四半期GDPが▼34.9%見込みになっています。これは先週金曜日の雇用統計を反映したものです。それ以前は5月5日時点の▼17.6%でしたので、大幅悪化となりました。明日の15日にこのGDPナウも改定値が発表されます。因みにブルーチップの予想平均は▼28%付近になっています。

下図はドル円の日足チャートです。今週火曜日・米消費者物価指数時の添付チャートの続きとなっています。ラインAを抜けたドルは目先強いですが、週足の108円にある抵抗線に抑え込まれる可能性もあるとしました。
実際の相場は陰線が続き、昨日はラインA(現在は106円60銭)にタッチできる手前まできています。まだA以下に潜り込んではいないので、上値への反発余地を残していますが、先週金曜日の106円65銭(緑のラインE)にある窓も埋めようとしています。
もし今日以降、スポットがA未満で終わると今週のドル上げが騙しとなる可能性あります。この場合はB(=105円45銭)、C(=104円85銭)方向への流れに回帰しそうです。
今日の新規失業保険申請件数(先週316.9万件→予想250万件)から明日には、上記の小売売上高含めて幾つかの重要な経済指標がありますので、この収斂した小幅レンジを脱する可能性があります。尚、上値のDは108円20銭で抵抗線となっています。

(2)米小売売上高実数値ベース 2枚目の画像

(2020年5月14日14:40、1ドル=106円86銭)

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