ドル円小幅反落、再び107円割れ(5/14午前)

14日午前の東京市場でドル円は小幅に反落。

ドル円小幅反落、再び107円割れ(5/14午前)

ドル円小幅反落、再び107円割れ

〇ドル円は小幅反落して107円割れ
〇日経平均も下落しているが海外に比し下落率は今のところ軽微
〇午後にコロナ特措法の緊急事態宣言一部解除の見込み
〇ドル円はレンジ取引が一か月に及び未だ方向感は出ず

14日午前の東京市場でドル円は小幅に反落。早朝は107円台で取引されていましたが、9時前に107円を割り込むとその後は106円台後半での取引が続き、東京時間正午現在は106.85-90レベルで推移しています。値幅自体はさほど大きくなく、取引レンジ106.82-10と30銭弱にとどまっています。尚、海外での株安を受け日経平均株価午前は128円安で終了していますが、本日午後に国内で新型コロナウイルス特措法の一部解除が予定されていることもあってか、下落率は1%未満にとどまっています。

昨晩海外市場では、発表された米生産者物価指数が予想以上に悪化、さらに注目されたFRBパウエル議長の講演で、同議長がウイルスの打撃が長期に亘るとの悲観的な見通しを示したことから、株式市場を中心にリスクオフの動きが加速、NYダウは516ドルの大幅安で引けています。ドル円も一時106.74の安値をつけましたが、その後同議長が質疑でマイナス金利導入について「検討の対象でない」と一蹴すると、ややドルが買い戻される展開となり、107円台でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は引き続き21日線に絡み、一目均衡表の雲の中で推移しています。106-108のレンジ取引は既に一か月に及んでいますが、ある意味居心地の良い水準でドル円は動きの鈍い展開が続きそうです。

ドル円小幅反落、再び107円割れ

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