ドル円107円台前半で小動き (5/13午前)

13日午前の東京市場でドル円は107円台前半での小動き。

ドル円107円台前半で小動き (5/13午前)

ドル円107円台前半で小動き

〇ドル円107円台前半で動意薄
〇経済再開への期待と感染第二波への警戒のせめぎあい続く
〇米感染症専門家の時期尚早な経済活動再開への警告が昨晩は重石に
〇ドル円はリスクの度合いによりドル買いか円買いかを逡巡
〇今晩のパウエル議長のディスカッションを控え午後も静かな動きか

13日午前の東京市場でドル円は107円台前半での小動き。値幅は107.09-28のわずか19銭とほぼ無風状態、東京時間正午現在は107.20レベルでの取引です。尚、日経平均午前は米株の下落を受け155円安で終了しています。

昨晩海外市場では米消費者物価指数の予想以上の悪化とコロナ感染第二波懸念にリスク選好が後退、NYダウは457ドルの大幅安で引けました。ドル円もリスク回避の円買いに一方向で値を下げましたが、下げ幅は限られ、107円台を維持して東京時間につないでいます。

昨晩は、米上院の公聴会でトランプ政権の新型コロナウイルス対策チームの主要メンバーでもある、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「活動の再開を急げば感染第二波を招くリスクがある」と語ったことが、経済活動再開を急ぐトランプ政権や一部の経済活動再開を急ぐ州の動きと矛盾すると捉えられ、リスクセンチメントを悪化させる要因となりました。

ドル円はリスク回避の円買いが入ってはいるものの、今回のコロナウイルス騒ぎにおいては、本格的な事態の深刻化はドル流動性確保の観点からドル円においてもリスク回避ドル買いが生じる現象が見られます。そのため都度リスクの軽重見極めも必要となっていることから、昨晩のような状況では売買ともに逡巡された印象です。

市場は今晩22:00に予定されているFRBのパウエル議長の最近の経済に関するディスカッション待ち。ドル円も午後は静かな取引が継続しそうです。

ドル円107円台前半で小動き

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る