ドル円軟調推移、海外からの資金還流の動き強まる(3/25午前)

25日午前の東京市場でドル円は軟調推移。

ドル円軟調推移、海外からの資金還流の動き強まる(3/25午前)

ドル円軟調推移、海外からの資金還流の動き強まる

25日午前の東京市場でドル円は軟調推移。早朝には一時111.54まで上昇する局面もありましたが、その後はほぼ一方向で下げ、東京時間正午現在は110.85-90レベルで取引されています。
先週末よりドル円は連日東京時間に下げ海外時間に上昇するパターンを繰り返していますが、本邦企業の3月決算に向けた海外からの通常の資金還流の動きに加え、コロナウイルスの影響を受けた業績悪化に伴い海外資産を換金し還流する動きが強まっている可能性があります。

日経平均株価午前は1,036円高、昨晩、上院での与野党の対立から可決が難航している大型の米景気対策が近々まとまるとの期待にNYダウが過去最大の2,112ドルの上昇となったことを引き継いだ他、東京オリンピックの一年程度の延期が決まり、不透明感が払しょくされたことによる安ど感も相場の追い風となっている模様です。

尚、トランプ大統領は昨日4/12の復活祭までにウイルス感染対策を終え経済活動を復活させたいとの考えを示しましたが、米国での感染拡大はニューヨーク市を中心に加速度的に増加しており、こちらは現実性を疑う声が上がっています。

テクニカルにはドル円は大きな変化はなく。若干だれ気味ではあるものの一目均衡表の「雲」の上限(本日110.25レベル)に支えられ、3/9以降の上昇トレンドに沿う動きが継続しています。
本日この後も注目は株価動向。昨晩記録的な上げを見せたNYダウですが、東京時間に入り先物が反落していてやや気がかり。一方独DAX指数の先物は水準を維持するなど市場間の動きにややばらつきが見られ、午後のアジア市場、その後の欧米市場の動向は要注意です。

ドル円軟調推移、海外からの資金還流の動き強まる

ドル円日足

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