ドル円107円台を軟調推移(3/18午前)

18日の東京市場でドル円は107円台での取引。

ドル円107円台を軟調推移(3/18午前)

ドル円107円台を軟調推移

18日の東京市場でドル円は107円台での取引。朝方は昨晩海外市場でドル高が進行した流れを受けて107.70レベルで取引が始まりましたが、時間外の米株価指数先物が下げに転じたことから徐々に値を下げ、一時107.10まで下落。その後米株先物が持ち直したことによりやや反発して東京時間正午現在は107.26レベルでの取引です。

昨晩海外市場では、米FRBが新型コロナウイルス感染拡大で悪化した企業の資金繰り支援のためCP購入による企業への流動性供給を100億ドル規模で復活させると表明。それに加えてトランプ大統領が1兆ドルを超える景気刺激策を検討していると報じられたことから、前日3,000ドル近くの暴落を演じたNYダウをはじめとする米主要株価指数が急反転。NYダウは1,048ドルのプラスで終了しました。これを受けてドル円もドル高円安が進行、海外時間に107.86の高値をつけました。

米株の上昇を受けて高く始まった日経平均でしたが、米株先物の失速に上げ幅を縮小する場面もありました。日経平均午前の終値は296円高、米株先物失速と途中から歩調が合っていないことから、本日も公的資金による買い支えが予想されます。為替はそのあたりに敏感でどちらかといえば米株先物に近い動きです。

テクニカルにはドル円は引き続き21日線、200日線、90日線、一目均衡表の雲に頭を抑えられる展開。サポートは9日安値101.19からの上昇トレンドが105.60近辺。短期的な三角持ち合いとなっていますが、やはり下方向のほうが動きやすそうに思えます。

米国を中心として、連日異例の対コロナウイルス策が発表されていますが、市場の反応はいまひとつです。今晩の海外市場、特に米市場の株価の動きが引き続き気になるところです。一方ドル円はこのところ株安に対する反応が鈍くなっており、どちらかといえば米長期金利に沿う動き。10年物国債利回りは、3/9に0.31%を記録した後は、行き過ぎ感からか調整が入っており、その後の株価の下落にもかかわらず、本日は1.0%台で推移しています。ドル円の動きを占ううえでは株価よりむしろ米長期金利の動きを注視するほうが良さそうです。

ドル円107円台を軟調推移

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