ドル円103円台前半 トランプ大統領のウイルス経済対策期待で反発(3/10午前)

10日午前の東京市場でドル円は小幅反発。

ドル円103円台前半 トランプ大統領のウイルス経済対策期待で反発(3/10午前)

ドル円103円台前半 トランプ大統領のウイルス経済対策期待で反発

10日午前の東京市場でドル円は小幅反発。昨晩は米市場序盤からのNYダウの2,000ドル超の暴落に一時101.18の安値をつけたドル円でしたが、その後は米長期金利が持ち直したことで102円台を回復、方向感を失ったままアジア時間を迎えました。
本日は、朝方トランプ大統領が記者会見し、新たな所得減税策等を議会と協議、10日にも大規模なコロナウイルス経済対策を発表すると発言したことでリスク回避の動きがやや弱まり、ドル円は一時103.68まで反発、11:30現在は103.20近辺で取引されています。
日経平均株価は朝方800円以上下げ19,000円を割り込む動きとなりましたが、上記のトランプ大統領の発言等で持ち直し、午前の取引を293円安で終えています。

欧米での新型コロナウイルス感染拡大が続く中、終息の見えない苛立ちと実体経済への影響が予想を上回る規模とスピードで顕現しつつあることで、リスク回避の動きが続いています。
日本時間明日朝にも公表される米国のウィルス関連経済対策への期待に現在、株、為替ともに小康状態を保っていますが、内容が期待外れのものだった場合、株、ドル円、長期金利の下落が再び加速する恐れがあり注意が必要です。


テクニカルにはドル円に昨日開けた窓を埋める上昇力は感じられず、昨晩の値動きからは弱いサポートが102円あたりに感じられるものの、昨日安値101.18を下回る動きとなれば、いよいよ100円割れが射程に入ってきます。一方上方向は週明けのギャップ105円近辺が最初のレジスタンスとなりそうです。

ドル円103円台前半 トランプ大統領のウイルス経済対策期待で反発

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