ドル円、本邦GDPの悪化を受けて一時下落するも、中国のMLF金利引き下げで反発(2/18朝)

17日(月)の外国為替市場でドル円は狭いレンジ内で膠着。

ドル円、本邦GDPの悪化を受けて一時下落するも、中国のMLF金利引き下げで反発(2/18朝)

海外時間の為替概況

17日(月)の外国為替市場でドル円は狭いレンジ内で膠着。@新型コロナウィルスの感染拡大懸念や、A本邦・第4四半期実質GDP速報値(結果▲6.3%、予想▲3.7%)の急低下が重石となり、日本時間朝方には、一時109.72まで下げ幅を広げました。しかし、B中国人民銀行(PBOC)が景気下支えを目的に1年物中期貸出ファシリティ(MLF)金利の引き下げを決定すると、C上海株をはじめ中国株が堅調に推移したことなども支援材料となり、米国時間にかけては、高値109.96まで上値を伸ばしました。もっとも、米市場休場(プレジデンツデー)で市場参加者に乏しく、心理的節目110円乗せには至らず。本稿執筆時点(日本時間4時00分現在)では109.94近辺で推移するなど、1日の値幅(高値と安値の差)は僅か24銭に留まりました。

昨日のユーロドル相場は安値圏で一進一退。中国株の上昇を背景にリスク選好ムード(ドル売り)が広がる中、欧州時間朝方には、一時1.0851まで上昇しました。しかし、欧米貿易摩擦の激化懸念やドイツを巡る政局不透明感、ECBによる追加緩和観測重石となると、米国時間にかけて、1.0829まで反落しました(先週末金曜日に記録した約2年10ヶ月ぶり安値1.0828には1pts届かず)。引けにかけて小反発するも上値は重く、本稿執筆時点(日本時間4時00分現在)では1.0833近辺で推移しております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円は、2/3(月)に記録した安値108.32をボトムに反発に転じると、2/12には一時110.14まで上昇しました。この間、200日移動平均線や一目均衡表雲下限及び上限、一目均衡表基準線及び転換線、ボリンジャーミッドバンド、109.70近辺に控える強力なチャートポイント(添付チャートの赤色水平線)を全て上抜けするなど、テクニカル的に見て「地合いの強さ」を意識させるチャート形状となっております(但し、現在は110円を下回る水準で推移するなど、110円台での上値の重さも意識される状態)。

ファンダメンタルズ的に見ると、@日米金融政策の方向性の違いや、Aトランプ米大統領の弾劾リスク、B米国ファンダメンタルズの先行き不透明感、C米中貿易摩擦の再燃リスク(第2段階合意の後ずれリスク)、D朝鮮半島や中東を巡る地政学的リスク、E新型コロナウィルスの感染拡大リスク(パンデミックリスク)、F英合意なき離脱の再燃リスク、G米大統領選挙の先行き不透明感など、ドル売り・円買いを想起させる懸念材料は引き続き沢山残っている状況です(中国による大規模な景気下支え策・金融緩和策が一時的に市場に楽観ムードを与えていますが、持続性には疑問が残ります)。

以上の通り、ドル円は、テクニカル的に「底堅さ」を見せつつも、ファンダメンタルズ的な弱さが、「続伸を阻む」シナリオが想定されます。本日発表される一連の米経済指標(2月ニューヨーク連銀製造業景況指数や、2月NAHB住宅市場指数など)が冴えない結果となれば、「米景気減速懸念→米利下げ観測再燃→米長期金利低下→ドル売り」の経路で、ドル円が再度押し下げられるリスクも想定されます。新型コロナウィルスに絡むヘッドラインや、米経済指標の結果、三連休明けの米国勢の動きを睨みながらも、当方では引き続き、ドル円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(心理的節目110円や、年初来高値110.30をバックに戻り売りが強まる展開を想定)。

本日の予想レンジ:109.50ー110.30

海外時間の為替概況

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

2020年の為替相場を予想

FXが初めての方向け特集

円通貨ペア 為替チャート・相場予想

米ドル(USD)

米ドル(USD)相場の焦点
  • コロナウイルスの世界的感染拡大 長期金利の急速な低下
米ドル/円 通貨ペア 詳細分析

ユーロ(EUR)

ユーロ(EUR)相場の焦点
  • コロナウイルスの世界的感染拡大とイタリアでの蔓延 
ユーロ/円 通貨ペア 詳細分析

豪ドル(AUD)

豪ドル(AUD)相場の焦点
  • コロナウイルスの世界的感染拡大と中国経済の景気後退
豪ドル/円 通貨ペア 詳細分析

NZドル(NZD)

NZドル(NZD)相場の焦点
  • コロナウイルスの世界的感染拡大と中国経済の景気後退
NZドル/円 通貨ペア 詳細分析

トルコリラ(TRY)

トルコリラ(TRY)相場の焦点
  • トルコとロシア トルコとEUの関係悪化 コロナウイルスの世界的感染拡大
トルコリラ/円 通貨ペア 詳細分析

南アフリカランド(ZAR)

南アフリカランド(ZAR)相場の焦点
  • コロナウイルスの世界的感染拡大と中国経済の景気後退 原油価格暴落による資源国通貨売り ↑
南アフリカランド/円 通貨ペア 詳細分析

ライブ株価指数

政策金利表

ページトップへ戻る